山田孝之×仲里依紗×向井理!佐藤二朗監督『はるヲうるひと』ワルシャワ映画祭出品
俳優の佐藤二朗が、自ら主宰する劇団で上演した舞台を映画化した『はるヲうるひと』が、第35回ワルシャワ国際映画祭の1-2コンペティション部門(長編2作目までの新人部門)に正式出品されることが決定した。主演に山田孝之、共演に仲里依紗、向井理、坂井真紀らが集結。2020年春に全国公開される。
佐藤が主宰する演劇ユニット「ちからわざ」で2009年に初演、2014年に再演された舞台が原作。売春宿が点在する架空の島を舞台に、行き場のない思いを抱えた男女を描いた作品で、佐藤は「生きる手触りが掴めず、死んだように生きる人々が、それでも生き抜こうともがく壮絶な闘いのおはなし」と説明する。
かねてから映画化を望んでいた佐藤が、自ら脚本・監督を手掛けて完成させた意欲作であり、国際映画祭への出品に「とても光栄に思っています。これを機に海外の方々にも、この壮絶な闘いの姿を目撃して欲しい。そして日本の皆様にも来年、ご覧頂けます」と喜びのコメント。山田をはじめとする豪華キャストについても「誰も見たことのない山田孝之、誰も見たことのない仲里依紗、誰も見たことのない佐藤二朗をご覧頂けると確信しています。ご期待を。その膨らんだ胸に見合う作品だと思っています」と語っている。
そのほか、舞台にも出演した今藤洋子と笹野鈴々音、さらに駒林怜、太田善也らが出演する。(編集部・入倉功一)
映画『はるヲうるひと』は2020年全国公開予定