松嶋菜々子、大沢たかおと5度目の共演で初の夫婦役
女優の松嶋菜々子が、大沢たかお主演の映画『AI崩壊』(2020年1月31日全国公開)に出演することが8日、明らかになった。松嶋と大沢は、ドラマ「劇的紀行 深夜特急」(1996~1998)、ドラマ「百年の物語 第二部~愛は哀しみを越えて~」(2000)、『眉山‐びざん‐』(2007)、『藁の楯 わらのたて』(2013)に続く5度目の共演となり、本作で初の夫婦役に挑戦。松嶋は、大沢について「もう何作目にもなるんですよね(笑)。『私の事が好きで指名してるでしょ(笑)』、『そうだよ!』って冗談を言いあいながら、とってもご縁がありますねと話してました。そんなことを言い合えるような仲です」と語っている。
本作は、AI(人工知能)が国民の生活に欠かせない存在となった2030年が舞台のサスペンス。天才科学者・桐生浩介(大沢)が開発したAIが突如として暴走し、デジタル機器に蓄積された検索履歴や個人情報をもとに、人間の生きる価値を選別し殺戮を始める。
先日放送終了したNHK連続テレビ小説「なつぞら」で、ヒロインの育ての母親役を務めた松嶋は、本作で主人公の妻・桐生望(きりゅう・のぞみ)にふんする。夫・浩介と共にAIの研究に取り組んでいたが、病によって若くしてこの世を去る。自らの強い意志と信念で、夫の生き方に大きな影響を与える役どころだ。
脚本を読んだ感想について、松嶋は 「近未来を描いた作品は海外で多く作られていると思いますが、日本でここまでスケールが大きい作品は無いと思いますので、 この脚本をどのように映像化していくのか期待が膨らみました」とコメント。「AIに代わる仕事が増えていく未来がありますが、そこで大切なのは人の存在価値であり、ロボットが一番ではないということ。私にも子供がいるので、望の思いには感情移入が出来ました」と出演を振り返っている。
キャストはその他、賀来賢人、広瀬アリス、岩田剛典、高嶋政宏、芦名星、玉城ティナ、余貴美子、三浦友和ら。 『SR サイタマノラッパー』『22年目の告白-私が殺人犯です-』などの入江悠監督がメガホンを取り、脚本も執筆している。(編集部・倉本拓弥)