実写「サザエさん」花沢さん役は森矢カンナ!髪を20センチ切って挑んだ
国民的人気アニメ「サザエさん」の世界の20年後を描くスペシャルドラマ「磯野家の人々~20年後のサザエさん~」(フジテレビ系・11月24日20時~21時54分放送)で、女優の森矢カンナが“花沢さん”の愛称で親しまれている花沢花子(31歳)を演じることが決定した。森矢は、花子役のために髪を20センチ切って本作の撮影に挑んだことを明かした。
本ドラマは、アニメで描かれる世界から20年経ち、もやもやとした曇り空模様の磯野家に、明るい太陽のような笑顔を取り戻そうとサザエ(44歳/天海祐希)が盆踊り大会の参加を呼びかけるさまが描かれる。森矢ふんする花子は、夢見ては挫折を繰り返し、商店街の洋食店でシェフをしているカツオ(31歳/濱田岳)と友達以上の恋人未満な、微妙な距離感で付き合っているという。
“花沢さん”といえば、カツオの小学校の同級生で席は隣同士。豪快な笑い声が印象的で、男子よりも力持ちな半面、料理と裁縫が得意と家庭的。将来の夢は「磯野くんのお嫁さん」と公言をしていたが、20年経った本作では、豪快で男勝りな部分はなりをひそめ、女子力の高さに磨きがかかる。また、身長はカツオを超えている。
花子は、実家の花沢不動産で手伝いをしながら、時間があればカツオの店に顔を出して新メニューの味見役を務め、カツオを応援し続けている。カツオの洋食店がうまくいくことを誰よりも願う献身的な女性となっていたのだった。
森矢は、花子役に挑むにあたり、「花沢さんを研究していくなかで、やっぱりあの2つ結びは再現したい! と思い、髪を20センチほどザクッと切って、あのコロンとした2つ結びを再現しました」と長い髪をバッサリと切ったことを明かす。
本作では、サザエを天海、マスオ(48歳)を西島秀俊、カツオを濱田、ワカメ(29歳)を松岡茉優、タラオ(23歳)を成田凌、フネ(70代)を市毛良枝、波平(74歳)を伊武雅刀、サザエ&マスオの第2子で、タラオの妹であるヒトデ(17歳)を桜田ひよりが演じる。(編集部・梅山富美子)
森矢カンナコメント全文
Q:20年後の花子役のオファーを聞いたときの感想は?
実写!? しかも20年後!? そして私が花沢さん!? と3段階でびっくりしました(笑)。磯野家の将来を描くなんて、なんてワクワクする企画なんだ! と、楽しみで仕方なかったです。
Q:20年後の花子を実際に演じて、撮影はいかがでしたでしょうか?
11歳だった花沢さんも31歳に。誰も知らない中学、高校、20代。この20年間をどう埋めていこうかと悩んだのですが、その花沢さんを研究していくなかで、やっぱりあの2つ結びは再現したい! と思い、髪を20センチほどザクッと切って、あのコロンとした2つ結びを再現しました。11歳のころから変わったものと変わらないもの。好きなモノは好き! という花沢さんの真っすぐで芯のブレない部分は演じていて楽しかったです。
Q:見どころ、視聴者へメッセージ
磯野家の人々は親の気持ち、子の気持ちなど、それぞれ登場人物の心情が丁寧に温かく描かれていて、観る人の立場によって、いろんな共感の仕方ができると思います。秋の夜、くすっとほっこりした時間を過ごしてください。