『HiGH&LOW』前田公輝&塩野瑛久、俳優としてさらなる飛躍誓う
俳優の塩野瑛久と前田公輝が30日、都内で行われた映画『HiGH&LOW THE WORST』(公開中)の囲み取材に出席。「陽キャラなのに陰キャラと思われる」「寡黙と思われるけど実はおしゃべり」と笑い合う二人は、本作に携わったことで感じた喜びや変化を語った。
鳳仙学園の激熱アクション!『HiGH&LOW THE WORST』スペシャルトレーラー【動画】
さまざまなメディアミックスで社会現象化している『HiGH&LOW』シリーズと、累計7,500万部を突破する高橋ヒロシの不良漫画「クローズ」「WORST」がクロスオーバーした本作は、鬼邪高校と鳳仙学園の戦いを描く。
塩野演じる小田島有剣は、上田佐智雄(志尊淳)率いる鳳仙学園の幹部“鳳仙四天王”の1人。策士の超絶イケメンで女子のハートをわしづかみにしているが、実はオファーを受けた際、小田島が「冷静な知略家」と伝えられると、「え? やだ」と思ったのだとか。というのも、直近で出演した『PRINCE OF LEGEND』で演じたメガネ王子・久遠誠一郎も“歩くWikipedia”と呼ばれる知識家で、セレブ王子・奏(片寄涼太)の第一側近。そのため、「似たような役で嫌だなぁ」と思ったことを吐露。しかし、いざ撮影に入ると、「活字(台本)では想像できなかった」と斜め上を行くキャラクターを自ら作り上げて演じきれたことに喜びをにじませる。
また、「エキストラからはじまって、セリフが欲しい、カメラに映してもらいたい、役をもらいたい。それだけだった」と役者人生の始まりに触れつつ、本作を通して、「もっと役者として注目されたいし、もっとセリフが欲しい、もっとすてきな役に会いたいと貪欲に思えるようになりました」とより強い感情が芽生えたことも打ち明けた。
鬼邪高のメガネ男子で知的な雰囲気を醸している轟洋介役の前田は、本作に携わり、「アクションヲタクになりつつ、自信もつきました。技も増えて、素手のアクションに臆病になることはないと思います」と力強くコメントした。
劇中の二人のバトルシーンに話が及ぶと、前田は「塩野くんと戦えるのはうれしかった」と喜ぶ。久保茂昭監督からは「一番綺麗な戦い」と褒められ、「最後にワンポーズもらっていいですか?」とリクエストまでされたという。そこで前田は髪をかき上げるポーズを取り入れるも、「結局ダメだった」と不採用だったと肩を落とすも、「もっと頑張ります」とさらなる飛躍も誓っていた。(取材:錦怜那)