中山美穂&豊川悦司『Love Letter』コンビ、岩井俊二最新作で共演!
中山美穂と豊川悦司が、『スワロウテイル』『花とアリス』などで知られる映画監督・岩井俊二の最新作『ラストレター』(2020年1月17日公開)に出演することが決定した。岩井が監督を務める作品に中山と豊川が出演するのは、1995年に公開された岩井監督の劇場長編映画一作目の『Love Letter』以来となる。
今回、中山と豊川の『ラストレター』への出演は岩井監督からのオファーで実現。中山は「いつかまた豊川さんとの共演はもちろんのこと、岩井監督作品に出演できたらいいなと思っていたので、今回声をかけていただき、とても嬉しかったです」とコメントし、豊川も「『Love Letter』に通じるものがある今回の『ラストレター』で、岩井監督から声をかけていただけたことは、とても嬉しいですし、そしてなにより中山さんとまたこうして二人で出演できてとても嬉しいです」と喜ぶ。
約24年前に公開された『Love Letter』は、第19回日本アカデミー賞優秀作品賞・話題賞ほか、第38回ブルーリボン賞の主演女優賞など各映画賞を受賞。モントリオール世界映画祭では観客賞を受賞するなど国内外で高い評価を得た。その後、中山と豊川はドラマ「Love Story」(2001)で共演。また、中山は、岩井がプロデューサーを務めた『新しい靴を買わなくちゃ』(2012)でタッグを組んだことも。
『ラストレター』は、岩井監督が出身地である宮城を初めて舞台にした作品。手紙の行き違いをきっかけに始まったふたつの世代の男女の恋愛と、それぞれの心の再生と成長を描くオリジナルストーリー。松たか子が主人公を演じ、共演には広瀬すず、福山雅治、神木隆之介、森七菜、庵野秀明ら豪華キャストが名を連ねる。主人公の姉の元恋人・阿藤役を豊川、阿藤の同居人・サカエ役を中山が務める。(編集部・梅山富美子)
コメント全文
■中山美穂
いつかまた豊川さんとの共演はもちろんのこと、岩井監督作品に出演できたらいいなと思っていたので、今回声をかけていただき、とても嬉しかったです。
岩井監督は、普段とてもほんわかした感じの方ですが、現場に入るとスイッチが入り、少年のようにまっすぐで、独特の世界観があり、現場にいると異次元にいるような感覚になります。ですので、撮影現場はとても楽しいです。岩井監督とは、特に事前に役柄について話をしたりすることはないのですが、現場でのやりとりのなかで役を作り上げていく感じです。
豊川さんとは、今回共演シーンは少ないのですが、それでもいままでの二人の歴史があるので、短い共演シーンの中でも積み重ねてきた何かがスクリーンには映っているのではないかと思います。
■豊川悦司
『Love Letter』に通じるものがある今回の『ラストレター』で、岩井監督から声をかけていただけたことは、とても嬉しいですし、そしてなにより中山さんとまたこうして二人で出演できてとても嬉しいです。
今回、出演シーンは少ないですが、とても重要な役をいただいたので、どっぷり岩井監督の頭の中に浸かるつもりで芝居しました。とても充実感のある現場でした。
中山さんは、冷凍保存されてきたみたいで(笑)、全然変わっていないです。もう少しご一緒にお芝居をしたかったです。それは、また次回に。20年後といわず来年くらいにでもご一緒したいですね。
■岩井俊二監督
中山美穂さん、豊川悦司さん、三人が同じ現場というのはラブレター以来でした。撮影は夏の盛りの仙台でしたが、なにかそこが冬の小樽で外は雪が降ってるような気分になりました。「ラストレター」と「ラブレター」が地続きの同じ世界の物語に一瞬思えました。