全米騒然のスキャンダルを起こしたジェフリー・エプスタイン、テレビシリーズ化！
映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のアダム・マッケイ監督が、全米を騒然とさせたスキャンダルを起こしたジェフリー・エプスタインを題材にしたリミテッドシリーズを企画していることが、The Hollywood Reporter ほか複数メディアによって明らかになった。
本作は先日、HBOと5年間のファーストルック契約（スタジオが企画開発費用を支援する代わりに、優先的にプロデューサーや監督の企画を製作・配給できるというもの）を結んだマッケイ監督が、契約後の第1弾として手掛ける作品。マイアミ・ヘラルドの事件記者ジュリー・K・ブラウンが、エプスタインに関して執筆したこれから出版される原作に基づいてテレビシリーズ化される。
エプスタインは20代で高校教師をしていたが、教え子の親のつてで金融業界に転職。その後、独立し、ヘッジファンドの経営を通じて財を得たが、児童買春の罪で有罪判決を受けた。この児童買春はギレーヌ・マクスウェルが仲介していたとされ、交友関係にイギリス王室のアンドリュー王子などの著名人が多数存在していたため、エプスタイン逮捕後には、彼らにも疑念の目が向けられた。さらにビル・クリントン元大統領や（大統領就任前の）ドナルド・トランプとも親交を持っていた人物でもある。
マッケイ監督は、製作総指揮を務めるだけでなく、パイロット版でメガホンを取ることになっている。マッケイ監督は、同じくHBOで製作したテレビシリーズ「キング・オブ・メディア」が高い評価を受けている。（細木信宏／Nobuhiro Hosoki）