柳楽優弥、自身初のパーソナルブック発売!柳楽優弥第2章へ
2020年に30歳を迎える俳優の柳楽優弥が、これまでの自身の歴史や俳優人生を赤裸々に振り返る初のパーソナルブック「やぎら本」を発売することが発表された。2004年に『誰も知らない』でスクリーンデビューしてから15年の俳優人生、そして節目の30歳を迎える心境など、この本に込めた思いを柳楽が語った。
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「やぎら本」は、ディープな役作りとその演技力、そして圧倒的な存在感で唯一無二の俳優としての評価を固めつつある柳楽の、役者としての素顔だけではなく、誰も知らないナチュラルで等身大の素顔にも密着したパーソナルブックだ。
柳楽は「写真集的な本ってもうちょっと若くして出すものなんじゃないのかな」と本の企画を聞いたときの率直な感想を述べるが「ニューヨークに留学する機会をいただいたり、クエンティン・タランティーノ監督と会う機会があったりと、面白いことてんこ盛りの時間を過ごさせてもらったので、面白い本を出せるんじゃないかなという気持ちになりました」と前向きに参加できたという。
柳楽といえば14歳で『誰も知らない』で第57回カンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を受賞して一躍注目の的となったが、その評価によって苦しんだ過去も吐露していたことがある。そんな思いを含め「やぎら本」ではパーソナルな柳楽が赤裸々に語られる。
10代、20代前半は「プライベートな部分を出さないことで、どんな役にでも染まれるという強みがあると思っていた」と語った柳楽。「いろいろな作品に出させていただくなかで『この人は普段はどんな人なんだろう』という意見を多くいただくようになったんです。12~13歳からこの業界でお世話になり、もう隠す必要もなくなったのかなと思うと同時に、パーソナルな部分を面白がってもらえたらという気持ちにもなりました」と心境の変化を述べる。
本作には『誰も知らない』でメガホンをとった是枝裕和監督や、カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞したときに審査委員長を務めていたクエンティン・タランティーノ監督など、ゆかりのある人物との対談も含まれている。「是枝監督との話で『俳優は30代からが大事な時期』と言っていただけたので、世界に羽ばたけるような充実した30代にしていきたい」と抱負を語った。
30歳を迎える2020年は夏に主演映画『HOKUSAI』の公開も控えるなど“柳楽イヤー”とも言える活躍が期待され、本人も「そうしないといけないですね」と強い視線を見せる。続けて「世界中でびっくりするぐらい人気者になりたい。やっぱりキャーキャー言われたいし、モテたいんですよね」と屈託ない笑顔で語ると「2020年は“柳楽優弥第2章”の始まり。スーパームービースター誕生の年になるように頑張りたいです」と決意表明していた。(磯部正和)
「やぎら本」は2020年6月27日に発売