柳楽優弥&田中泯、W北斎の初映像!
来年初夏公開の映画『HOKUSAI』特別映像で、柳楽優弥と田中泯が演じる江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎の姿が公開された。本作は、北斎に影響を与えた二人の人物とのエピソードを軸に、北斎の人物像及び彼が描いた「三つの波の秘密」に迫るもので、柳楽が青年期、田中が老年期の北斎を演じている。
【動画】柳楽優弥&田中泯が葛飾北斎に!『HOKUSAI』特別映像
特別映像は、北斎の作品をちりばめながら、彼の魅力をポップなテイストで1分に凝縮して紹介するもの。北斎がブレイクしたのは、何と70歳を超えてから。平均寿命が40歳と言われた時代に享年90歳の長寿を全うし、生涯を通して3万点以上の作品を描いたとされていること、ゴッホ、モネら世界中のアーティストへの影響など、北斎にまつわるエピソードがまとめられている。
映像の終盤には、柳楽と田中が演じる2つの時代の北斎が作品に向き合う様子が収められている。老年期は丸刈りの姿だが、演じる田中は役づくりにあたって北斎の自画像を参考に、容姿を似せるため頭を剃ったという。なお、本映像は英語、フランス語、中国語に翻訳される。
併せて公開されたティザービジュアルでは、北斎の代表作「冨嶽三十六景」の一図「神奈川沖浪裏」が描かれた襖と、その間から絵と重なる位置に覗く富士山を背景に筆を構える青年期の北斎の姿が。上部には「その筆に宿る、狂気。」のコピーが配置されている。
共演に阿部寛、瑛太、玉木宏ら。監督を、映画『探偵はBARにいる』シリーズやドラマ「相棒」シリーズの橋本一が務める。(編集部・石井百合子)