エマ・ワトソン、『ハリー・ポッター』出演でセラピー通いに
女優のエマ・ワトソンが、子役時代に世界的ヒットとなった映画『ハリー・ポッター』シリーズへの出演で得た名声の大きさに耐えられず、セラピー通いをしていたと英国版Vogue誌のインタビューで明かした。
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「セラピーに通った。強い罪悪感があったの。『なぜわたしなの? わたしより名声を楽しめて、それを得ることを必要としていた人がいるかもしれないのに』と罪の意識に苦しめられていた。だから『わたしはもっとそれを楽しんで喜ばなきゃいけない』と考えて、もっと苦しくなった」と真面目な性格ゆえの苦悩があったことを打ち明けたエマ。彼女がハーマイオニー役に選ばれたのは9歳の時で、「演劇学校ですらない学校の体育館に並んだ生徒の中から選ばれて、初めて受けたオーディションでこの役を得たの。わたしに起こったことはすごく奇妙だった」と振り返る。
「何もかもがあまりにも大きくなってしまってめまいがして、現実とのつながりが感じられなくなってしまった時もあった」というエマを救ったのは、家族の存在だったという。「自分が何者であるかを思い出すようにしていた。わたしは母の娘で、父の娘なんだ。姉なんだ。わたしはこの家族に属していて、ルーツがあるんだ、とね。時には『わたしは今でも二人の娘なの?』と両親に聞かなくてはいけなかった。時々本当に奇妙に感じられたから」と『ハリー・ポッター』時代の強烈な体験を語っていた。
エマは2013年にも、詐欺師症候群(自己評価が低く、社会での成功を自分の力で手にしたものだと考えられず、ただ運が良かっただけ、自分は詐欺師だと感じてしまう症状)であることを告白していた。(編集部・市川遥)