ブラック・パンサー党を描く映画が始動
ブラック・パンサー党の結成を描く映画『パワー・トゥ・ザ・ピープル(原題)/ Power to the People』の配給で、パラマウント・ピクチャーズが交渉に入ったとDeadlineほか複数メディアが報じている。
本作は、アフリカ系アメリカ人に対する警察の暴力行為に抗議するためにブラック・パンサー党を立ち上げたボビー・シールとヒューイ・P・ニュートンの関係を捉えた作品。ブラック・パンサー党は、アメリカでの公民権運動の重要な役割を担ったものの、ジョン・エドガー・フーバー率いるFBIや警察との衝突が絶えなかった。
監督を、映画『ソウル・フード』『ノトーリアス B.I.G.』などのジョージ・ティルマン・Jrが務める予定で、ベン・アフレックと共に製作も担当する。『タイタンズを忘れない』や、奴隷解放運動家のハリエット・タブマンを描いた『ハリエット(原題) / Harriet』を執筆したグレゴリー・アレン・ハワードが、スタンリー・ネルソン監督によるドキュメンタリー映画『ブラック・パンサーズ:ヴァンガード・オブ・ザ・レボリューション(原題) / Black Panthers: Vanguard of the Revolution』を基に脚色する。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)