すずの春夏秋冬『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』新場面写真公開
2016年11月に公開され1,000日以上にわたって上映されるロングランヒットを記録したアニメーション映画『この世界の片隅に』に、250カット超の新エピソードを追加した『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』(12月20日公開)から、新場面写真6点が公開となった。
こうの史代の漫画を『マイマイ新子と千年の魔法』などの片渕須直監督が、のんをヒロインの声優に迎えて長編アニメ映画化した『この世界の片隅に』。『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』で主に加わったのは、すず(声:のん)、すずを助けた遊郭の女性リン(声:岩井七世)、周作(声:細谷佳正) の3人のエピソード。リンと共に遊郭で働くテル役として人気声優の花澤香菜が初参加するほか、コトリンゴが新曲を書きおろした。
公開された場面写真は、美しい四季折々を切り取ったもの。すずら北條家がそろって花見をした春、すず&周作が赤とんぼの飛ぶいわし雲を見つめる秋、すずが雪の上に絵を描く冬……。
前作では18歳で見知らぬ土地・広島県の呉に嫁いだすずが戦禍を懸命に生きていく暮らしを中心に展開したが、新作ではリンと周作の過去に気付いたすずの葛藤など、登場人物の知られざる一面が浮かび上がっていく。
本作は、先ごろ終了した第32回東京国際映画祭で特別先行版のワールド・プレミア上映が行われた。(編集部・石井百合子)