アンソニー・ホプキンス81歳、生涯現役を宣言
俳優のアンソニー・ホプキンス(81)が、自身はワーカホリックであり、俳優を引退するつもりなど一切ないと宣言した。
アンソニーは「わたしはワーカホリックなんだ。演技をし、絵を描き、音楽を演奏し、たくさん本を読む。それが脳を動かし続けてくれている。倒れるまで、働き続けるよ」と12月/1月号のAARP誌のインタビューでコメント。放っておくと働き続けるアンソニーに休むよう声を掛けるのは妻のステラ・アロイアヴ(63)だといい、「ステラはわたしをコントロールするのが上手い。わたしがスタジオに何時間もこもって絵を描いていると、彼女がやって来て『もう十分よ』と言うんだ。わたしにはそうした判断力があまりなくてね」と続けた。
最近もNetflix映画『2人のローマ教皇』で主演を務めたばかりのアンソニーは、ステラが彼についてのドキュメンタリーに取り組んでいることも明かした。「わたしの(子供の頃の学校の)先生の一人が彼女に言ったのは、わたしは不思議な子だったということだった。わたしは他の子供たちと話さなかったし、スポーツもしなかったし、学芸会にすら出なかった。わたしはアホと言われることにウンザリしていて、『いつかおまえたちに全てを見せてやる』と思っていた。そしてわたしは別人になった。俳優としてのキャリアが始まったんだ」
アンソニーはまた、彼が演じた最も有名なキャラクター=『羊たちの沈黙』シリーズの連続殺人鬼レクター博士役が彼の人生を完全に変えたと語る。「ああいった種類の人々はナルシストで、それがわたし自身の中にあるものなのかはわからないが、わたしはただ彼らを理解している。そしてあの男からわたしは決して逃れることができないだろう。『羊たちの沈黙』の脚本を読み始めた時、わたしは自分のエージェントに『これは一生に一度の役だ』と言ったんだ。あの役が全てを変えたよ」と説明していた。(BANG Media International)