ダニエル・クレイグ、007引退を宣言
俳優のダニエル・クレイグが、シリーズ第25弾『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(来年4月日本公開)をもってジェームズ・ボンド役を引退すると宣言した。以前から同作は“ダニエルがボンドを演じる最後の作品”になるとみられており、本人が認めた形だ。
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第24弾『007 スペクター』のプロモーション時には、次作でボンドを再び演じることを考えるくらいなら「手首を切った方がマシ」と Time Out London のインタビューでぶちまけていたダニエルだが、後に「(ハードな)8か月の撮影が終わった2日後に『ボンド映画をもう1本撮っているところを想像できますか?』と聞かれたから、『“今”? そんなことをするくらいならこのグラスを割って手首を切った方がいい』と言ったんだ。『“今”なら』とね」と釈明。紆余曲折あったものの、やはり自身にとっても思い入れの強い役だったようで、2017年夏、第25弾でも主演することが発表されていた。
今回、米CBS局のトーク番組「ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア」に出演したダニエルは、司会のスティーヴン・コルベアに「これでジェームズ・ボンド役はおしまいですか?」と単刀直入に聞かれると、「イエス」と一言。「本当におしまいなんですか!?」と確認されると「終わったんだ」と007引退を宣言し、観客からは残念がる声が。コルベアから「ワオ……だからこんなに太ったんですか?」とジョークでふくよかになったことを指摘されると、「そうなんだ」と笑みを浮かべた。
6代目ボンドのダニエルは第21弾『007/カジノ・ロワイヤル』(2006)からシリーズに参加しており、14年にわたって5作に主演して、ボンド役にさよならを告げることになった。(編集部・市川遥)