『スター・ウォーズ』完結編の脚本、流出してネットで売られていた
映画『スター・ウォーズ』シリーズの完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(12月20日日米同時公開)の脚本が流出し、インターネットオークションサイトeBayで売られていたことが明らかになった。同作の監督で、共同脚本も務めたJ・J・エイブラムスが米ABC局の朝の情報番組「グッド・モーニング・アメリカ」に出演してその“事件”を振り返った。
映画の公開前にネタバレなどがないように、徹底した情報管理が行われている『スター・ウォーズ』シリーズ。エイブラムス監督は「セキュリティーはものすごい。スタジオは何か漏れはしないかとすごく神経質になっていたから、脚本もほんの一握りしか存在しなかった。彼らは脚本をクレイジーな“印刷不可能な紙”で作っていたんだよ」と明かしたが、出演者の一人が禁を犯してしまったという。
「誰かは言わないよ。言いたいけど(笑)。出演者の一人がその脚本をベッドの下に放置してしまい、その場所を掃除していた人に発見されて、他の人の手に渡った。その人はそれをeBayで売り始めたんだ。それである日、スタジオの人が『本物に見えるスター・ウォーズの脚本がeBayで売られているんけど』と言ってきて」と笑って事件の顛末を語ったエイブラムス監督。脚本は売られる前にスタジオが取り戻したため、事なきを得たという。
エピソード9にあたる『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は、『スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望』(1977)から42年にわたって描かれてきた「スカイウォーカー・サーガ」の完結編だ。どのような結末を迎えるのか、ファンから熱い視線が注がれている。(編集部・市川遥)