手塚とおるが悪徳Pを怪演!『ゴーストマスター』で三浦貴大と激突
イタリアのホラー映画の祭典「Be Afraid Horror Fest」で特別審査員賞を受賞した怪作『ゴーストマスター』(12月6日公開)から、とあるキラキラ青春映画の撮影現場で勃発した修羅場を収めた本編映像が公開。三浦貴大演じる助監督が、悪徳プロデューサー(手塚とおる)にブチ切れる瞬間がみられる。
本作は、気弱なホラー映画オタクの助監督が、鬱積した不満や怨念を爆発させ怪現象が巻き起こるさまを、青春、スプラッタ、アクション、SFなど多彩なジャンルで描く物語。今年、大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~」や映画『ダンスウィズミー』など出演が続き、現在、夏帆とダブル主演を務めるドラマ「ひとりキャンプで食って寝る」が放送中の三浦が主人公の助監督・黒沢明を熱演。本作が長編デビュー作となる新鋭ヤング・ポールがメガホンを取り、第2回TSUTAYA CREATORS' PROGRAM準グランプリに輝いた。
本編映像は、映画の撮影中に演技(壁ドン)に悩み、悪霊が宿ってしまった主演俳優がモンスター化し、助監督の黒沢が慌てて110番しようとする場面からスタート。すると、悪徳プロデューサーの柴田(手塚)が映画がお蔵入りになることを恐れ、「うちの会社潰す気か!! 警察に言ったら全員ギャラなんか払わねえからな!」とわめき、割って入ろうとした出演女優の真菜(成海)を罵倒。撮影現場で無下に扱われてきた黒沢がついにブチ切れ、「トビー・フーパーに謝れよ! ロメロにもカーペンターにもデパルマにもフリードキンにもフルチにもライミにもミラーにもダンテにもランディスにもスピルバーグにも深作にも中島貞夫にも野村芳太郎にも、黒澤明にも謝ってくれ!」とまくし立て、柴田はタジタジに。
悪徳プロデューサーを演じるのは、TBS日曜劇場「グランメゾン東京」のヒール役も話題のベテラン、手塚とおる。同ドラマではインチキ関西弁を話し、木村拓哉演じるフレンチシェフをじわじわ追い詰めるライバル店のオーナーを怪演し、話題を呼んでいる。
黒沢が憧れる女優・渡良瀬真菜に成海璃子、劇中のキラキラ青春映画の主演俳優で悪霊が乗り移ってしまう桜庭勇也に板垣瑞生、相手役の女優に元AKBの永尾まりやがふんする。(編集部・石井百合子)