ディズニー、余命わずかの『スター・ウォーズ』ファンに最新作を特別上映
米ディズニーが現地時間11月29日、イギリスのホスピスに入院している余命わずかの『スター・ウォーズ』ファンのために、最新作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の特別上映を実施した。米ディズニーの会長兼CEOであるボブ・アイガーが、自身のTwitterで明かした。
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今回の特別上映は、英・ハンプシャー州にある Rowans Hospice が「施設に『スター・ウォーズ』の大ファンがいます。しかし、彼には『スカイウォーカーの夜明け』の公開日(12月20日)まで時間が残されていないのです。彼の願いは、息子と新作を観ること。実現してくれる人を知っている方は、シェアお願いします」とツイートしたことがきっかけ。このツイートに、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルは「ディズニーに連絡するんだ! 彼らは願いを叶えてくれる唯一の存在だ」とリプライ。同社トップのボブも、必要事項を共有するようにTwitterを通して呼びかけていた。
そして現地時間29日、ボブは「ディズニーは、ホスピスの患者とその家族に『スカイウォーカーの夜明け』を上映できることを嬉しく思います。フォースと共にあらんことを」とファンの願いが叶ったことを報告。同日に最新作を鑑賞したファンは、ホスピスが発表した声明を通して「願いを叶えてくれた全ての人に感謝します。私はシリーズのファンで、1977年から待ちわびていた新作が観れないと思っていました。未だに信じられません」と感謝を述べている。
一件のツイートによって、ファンの願いが実現した今回の出来事。協力者の一人であるマークも、「ボブ・アイガーやディズニーのみんな、願いを叶えてくれてありがとう! ホスピスのファンが映画を楽しんで、最高級の満足感を得られたことを願っているよ」とツイートしている。(編集部・倉本拓弥)