『アナと雪の女王3』の可能性は?クリス・バック監督が語る
大ヒット公開中の映画『アナと雪の女王2』のクリス・バック監督が来日インタビューに応じ、第3弾の可能性について語った。
本作は2014年に日本でも公開され、興行収入255億円の大ヒットを記録した人気ディズニー・アニメーションの続編。前作でありのままを受け入れたエルサが、彼女にしか聞こえない不思議な歌声に導かれ、妹のアナらと共に自らが持つ力の謎を解き明かす旅に出る姿を描く。
続編を作る上では、前作とのつながりを大切にしたかったというバック監督。「1作目に再び立ち戻って、どう前作の要素を入れ込むことができるかを考えたよ。1作目から2作目、全部で一つの物語に感じられるようにしたかったんだ。過去についての秘密も前作と関わり合いがあるようなものにしたし、1作目から大いにインスピレーションを受けながら作ったね」
前作と本作の間には短編映画『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』(2015)、『アナと雪の女王/家族の思い出』(2017)が製作されるなど、世界で高い人気を誇る『アナ雪』シリーズだが、第3弾が作られる可能性はあるのだろうか?
「それは僕たちフィルムメーカー次第かな。ほかに語られるべきストーリーがあるのか考える必要がある」とバック監督。前作を作り終えたときも、すぐに続編を作ろうとは考えていなかったそうで、「その時もちょっと時間を置いてから『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』を作ったんだ」と振り返る。
「それで自分たちのキャラクターに命が吹き込まれていくのを見て、ジェン(共同監督のジェニファー・リー)と自分たちがこのキャラクターや世界がいかに恋しいかって話をしたんだ。それからアナとエルサはようやく一緒になったばかりで、まだまだ語られるべきストーリーがあると思ったよ」
“語られるべきストーリー”が生まれれば、また続きが観られるかも?(取材・文:編集部・中山雄一朗)