斎藤工“レジェンド童貞”役で入念なウラ設定!
俳優の斎藤工が7日、都内で行われた映画『魔法少年☆ワイルドバージン』公開記念舞台あいさつに登壇。“レジェンド童貞”役として出演する斎藤は、役の裏設定をいくつも考えて撮影に臨んだそうで、その入念な役作りや役にかける思いに、主演の前野朋哉は「怖い人なんじゃないかなと思った」と印象を語った。この日は佐野ひなこ、芹澤興人、田中真琴、濱津隆之、宇賀那健一監督も来場した。
本作は「童貞のまま30歳を迎えると魔法使いになる」という都市伝説をテーマにしたラブコメディー。保険会社で働く2人のサラリーマンと女性社員を中心にした、奇想天外な物語が展開する。
伝説の童貞魔法使い・高橋を演じた斎藤は、「朝一から観る映画ではないと思っていますが、みなさん、どういうつもりで昨日の夜に目覚ましをかけたのかな……」と疑念を抱きつつも、「よろしくお願いします」と和やかにあいさつ。
撮影前は裏設定を自ら作ったそうで、「禁欲しすぎてキンタマが2個爆発した設定にしたい」「精子が心中して髪の毛に浮き出る。それが白髪」などと提案したところ、宇賀那監督から「めっちゃ面白い」とすべてにOKが出たことを明かした。また、本番直前の前野に「(キンタマを)握らせてください」とお願いしたことも自ら暴露すると、「あたたかかったです」と笑顔も見せた。
前野は「何を言ってるんですか」と照れ笑いしながら、「工さんが最初、白髪で爪も白く塗られて“レジェンド”として来られた時に、その覚悟とか、レジェンドたる説得力がすごくて、怖い人なんじゃないかなと思った」とぶっちゃけ。さらに、「キンタマをつかまれるところも、毎回言葉(アドリブのセリフ)も違うし、キンタマも触ってくれたり、くれなかったりして、結局本番で何をしてくるかわからない状態だったので、めちゃくちゃドキドキしてました」と緊張感に包まれた(?)現場を振り返った。
そんな下ネタ満載の本作。撮影では定食屋を借りて行うこともあったというが、斎藤は「最初は、お店の方たちも『映画の撮影で自分の店が使われるんだ!』と興奮気味だったんですけど、いざ芝居が始まると、僕が机の上に乗って“社会の窓”を開けまして、ここから(ビームが)出ています、みたいなことをやっていたら冷めていったんですよね」と状況を説明し、「本当に申し訳ない」と陳謝していた。(取材:錦怜那)
映画『魔法少年☆ワイルドバージン』は全国順次公開中