神谷浩史「斉木楠雄のΨ難」世界配信に感慨「すばらしい試み」
Netflixオリジナルアニメシリーズ「斉木楠雄のΨ難 Ψ始動編」のワールドプレミアイベントが15日、都内で開催され、声優の神谷浩史(斉木楠雄役)、小野大輔(燃堂力役)、島崎信長(海藤瞬役)、松風雅也(才虎芽斗吏役)、野島健児(斉木空助役)、岩田光央(斉木國春役)と、桜井弘明監督が登壇した。
【動画】神谷浩史からの“ケツアゴ化”提案に小野大輔「やれやれ」
テレビアニメ化や実写映画化もされた麻生周一の人気コミックを基にした本作は、超能力を持っていることを隠してひっそり暮らす高校生・斉木楠雄の日常を描くコメディー。神谷は「Netflixで配信と聞いてそんなことがあるの? って、幸せな作品だなって思いました」と本作がNetflixを通じて世界中に配信されることにうれしそうな表情を浮かべた。
さらに「アニメはアニメにするからには関わっている人に責任がある」と本作に取り組むにあたって胸に秘めていた意気込みを語る。「『アニメは終わっても原作は続きます』っていうスタンスのアニメが多い中、原作にあるエピソードを余すことなくほとんど映像化できたことが心から幸せ。さらにそれを世界約190か国に伝えることもすばらしい試み。アニメがもっと日本の文化として、海外で認められるようになったらいいなって思いました」と感無量の様子で答えた。
島崎は「この作品にはいい思い出がたくさんあって、役にも作品にも現場にも特別な思い入れがある。こうして海藤瞬としてみなさんの前に立てることがうれしいです」とコメント。「セリフも多く、大変な作品だけど、(この仕事が)ないと斉木ロスになってしまう。これからも定期的にみんなとこの修業のような現場に立てたらと思います。関われることは幸せでしかありません」と思いを明かした。
小野も「僕にとっても大切な作品。アフレコに来るのも楽しいし、自分も元気になれる。笑いの力ってすごいなって思います。きっとこれを見ることでどの国籍の人も笑って元気になれる作品だと確信しています」とアピール。野島も「声優の技術のすべてを集めたような作品。(声優は)みんな出ればいいのにって思っています。それくらいすばらしい作品」と絶賛していた。
壇上ではこの日が61歳の誕生日だった桜井監督をバースデーケーキで祝うサプライズ演出も行われた。桜井監督は、ケーキを前に「ありがたいです」と喜びの表情。作品についても「最後に3年生に進級した楠雄たちを描けて、それを世界に向けて配信させてもらえる。こんな幸せなことはありません」と感慨深げに話していた。(取材・文:名鹿祥史)
「斉木楠雄のΨ難 Ψ始動編」はNetflixオリジナルアニメシリーズとして12月30日に全世界独占配信