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ダニー・アイエロさん死去『ドゥ・ザ・ライト・シング』『レオン』など

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映画『ドゥ・ザ・ライト・シング』(1989)に出演時のダニー・アイエロさん - ご冥福をお祈りいたします。
映画『ドゥ・ザ・ライト・シング』(1989)に出演時のダニー・アイエロさん - ご冥福をお祈りいたします。 - Anthony Barboza / Getty Images

 映画『ドゥ・ザ・ライト・シング』のサル役や、映画『レオン』のトニー役などで知られるダニー・アイエロさんが、12月12日(現地時間)ニュージャージー州の医療施設で感染症のため亡くなったと、Entertainment Weeklyほか複数メディアが報じた。86歳だった。

【作品写真】出演した映画『レオン』

 1933年にニューヨークのマンハッタンでイタリア移民の子として生まれたアイエロさんは、幼少期に母親の失明、父親の失踪により、新聞配達や靴磨きを始め、16歳で陸軍に入隊。その後、グレイハウンド・バス社の労働組合の代表を務めたが、この仕事を辞め、ナイトクラブの用心棒を始める。ところがある日、同クラブの司会者が店に現れなかったことから、舞台で司会や歌を披露し、その堂々としたさまを観た仲間がエンターテインメント業界に入ることを勧めた。

 そして、1973年にロバート・デ・ニーロ主演の『バング・ザ・ドラム』で映画デビューし、シリアスなドラマ作品からユーモアあふれるコメディーまで、さまざまな役をこなしていく中、ウディ・アレン監督の『カイロの紫のバラ』『ラジオ・デイズ』などに出演し、『月の輝く夜に』で歌手兼女優のシェールと共演して一躍注目を浴びた。なかでも高い評価を受けたのは、スパイク・リー監督の『ドゥ・ザ・ライト・シング』のピザ屋の店主サル役で、同作でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。私生活では、妻サンディとの間に4人の子供がおり、息子の故ダニー・アイエロ3世はスタントマン、リック・アイエロは俳優になった。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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