猪野広樹、主演舞台に「ワンチームでやっていきたい」と意気込み
俳優の猪野広樹が19日、天王洲の銀河劇場で行われた舞台「PERSONA5 the Stage」囲み会見に来場、公演に向けて「ワンチームでやっていきたい」と意気込みを語った。この日は塩田康平、御寺ゆき、佐々木喜英、高木俊も来場した。
現代日本の街や高校を舞台に“ペルソナ能力”に目覚めた少年少女たちが出会い、事件や困難に立ち向かい成長していくジュブナイルRPGシリーズ「ペルソナ」は、アニメや音楽ライブ、舞台、漫画などさまざまなメディア展開も行われている大ヒットシリーズ。今回、舞台化された「ペルソナ5」は、心の怪盗となった“主人公”(猪野)たちが悪い大人たちの心の世界“パレス”に潜入し、悪い大人たちを“改心”させるために暗躍する姿を描き出す。
主演を務める猪野は、「大阪公演を経て、今日から東京ということですが、大阪のお客さんが集中して観てくださったので、すごくやりやすかったんです。それを東京にもいい雰囲気で持ってこられたかなと思っています」と切り出すと、「もちろんエンターテイメントというところもあるんですけど、演出の西森(英行)さんがエンターテイメントだけじゃなく、ちゃんと地に足がついたお芝居を(お客さんに)楽しんでいただきたいということで、それをしっかりと意識しながらやっています」と意気込む。
さらに、公演の見どころについて「それぞれ大人に対して反逆の意志を持った人たちが覚醒していく物語なので、そこまでの過程を、それぞれの俳優たちが、どういう風に、どういうストレスを抱えて爆発していくのか、ということを大切にしながら演じています。まずはそこをお芝居として観ていただければ」と明かした猪野。
そして最後に「もともとのゲームが人気のある作品。それを演じるということにプレッシャーは感じない方だったんですが、改めてみんなで作っていく作業を経て、みんなで作っていくことの大事さを感じました」と語った猪野は、「稽古・本番ともに誰一人妥協することなくここまでやってこられて。本当にいい座組になったので、このチームワークで、“ワンチーム”でやっていきたいと思います。最後まで応援よろしくお願いします」と観客に向けてメッセージを寄せた。(取材・文:壬生智裕)
「PERSONA5 the Stage」東京公演は12月19日から29日まで、天王洲銀河劇所で上演中(29日は千秋楽ライブビューイングの予定もあり