『るろうに剣心』弥彦役に抜擢!大西利空って何者?
シリーズ累計で興行収入125億円以上を稼ぎ出している大ヒット実写映画『るろうに剣心』。そのシリーズ最終章で、明神弥彦役に抜擢された大西利空に注目したい。
主演の佐藤健と大友啓史監督が引き続きタッグを組む今回の最終章は、シリーズ最恐の敵・雪代縁との戦いを描く『るろうに剣心 最終章 The Final』(2020年7月3日公開)と、これまで語られることのなかった剣心の頬にある十字傷の謎に迫る『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(2020年8月7日公開)の2作で構成される。
2006年5月16日生まれ、現在13歳の大西は、主人公・剣心の背中を追って神谷道場で最強の剣士を目指す弥彦役で今回シリーズに初参加。総勢約200人以上が参加したオーディションを勝ち抜いて同役を射止めた。
大友監督の現場は、すでに『3月のライオン』(2017年)で経験済みだ。同作で主人公・桐山零(神木隆之介)の幼少期を演じた大西は泣きの芝居で観客の心を掴み、「ただ者ではない」と視線を集めた。『ぼくのおじさん』(2016年)で共演した松田龍平からも「映画の雰囲気を作ってました」(シネマトゥデイインタビューより)と作品の軸となる姿を称賛されるなど、子役ながら大人顔負けの存在感をスクリーンで発揮している。
さらに、ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2018の Cinematic Tokyo 部門で優秀賞/東京都知事賞を受賞した短編映画『東京彗星』(2017年)では初主演を務めたほか、ドラマ「昭和元禄落語心中」(2018年)や映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦』(2017年)、『いちごの唄』(2019年)など多数の作品に出演。3DCGアニメーション映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』(2019年)では佐藤健が声を演じた主人公リュカの幼少期役を務めるなど、話題作に次々とキャスティングされている。
弥彦役への大抜擢も、そんな大西のずば抜けた演技力が評価された結果だ。大西は「前作も観ていたので、受かったときはとても嬉しかったです。赤べこのセットも大きく驚きましたし、とても感動しました」と念願のシリーズ参加に感激の様子。『るろうに剣心』といえば大迫力の超高速アクションが見どころだが、『キングダム』(2019年)で主人公・信(山崎賢人)の幼少期を演じ、修行シーンでダイナミックな殺陣を披露していた大西なら、『るろうに剣心』でのアクションにも期待できそうだ。(編集部・吉田唯)