号泣…「スカーレット」父・常治の家族愛に猛反響
連続テレビ小説「スカーレット」(NHK)の第75話が25日に放送され、ヒロインの喜美子(戸田恵梨香)の父・常治(北村一輝)が見せた家族愛が大きな反響を呼んでいる。(以下、第75話までのストーリーに触れています)。
放送中の「スカーレット」は、戦後まもなく大阪から滋賀・信楽にやってきた喜美子が地元の信楽焼に魅了され、陶芸の世界へと飛び込んでいく姿を描く物語。現在は第13週「愛いっぱいの器」に突入しており、常治が余命宣告を受けたことが明らかになっていた。
常治は見栄を張って酒をふるまったり、困った人を見捨てておけない人のよさを見せて借金をこさえたりと、憎まれ役でありながらも昔気質の父親として愛されてきた。そんな父親の存在に、長女である喜美子の人生も事あるごとに翻弄されてきたのだった。
そんななか、舞台を昭和40年夏に移した第13週では、常治は病状が悪化して食も細くなっていた。その常治のために喜美子はプレゼントを贈ることを提案し、家族の手作り大皿を作ることに。そして、その皿に常治を恩人と慕う大野忠信(マギー)たちが採ったマツタケで作った炊き込みご飯を盛り、病床の常治に披露した。
これまでの“ダメ親父”とは対照的な弱った姿を見せながらも家族への愛を見せる常治の姿に対して、SNSには「朝から号泣」「泣ける」「ロスどころじゃない」と感動の声が続々と寄せられた。そして、最期のときを迎え、不器用ながら喜美子への別れの言葉を伝えた常治を演じた、北村の迫真の演技を絶賛するコメントも多数見受けられた。
「スカーレット」の公式Instagramでは、常治の思い出のシーンが投稿され、別れを惜しむ視聴者たちから思い思いの感想がコメント欄に書き込まれている。(編集部・大内啓輔)