環境に優しい商品の実態…衝撃のドキュメンタリー『グリーン・ライ ~エコの嘘~』来年3月公開
「環境に優しい」商品の実態に迫るドキュメンタリー映画『グリーン・ライ ~エコの嘘~』が来年3月に公開される。
本作は、“買うだけで野生動物や熱帯雨林が救える”などと謳われている「環境に優しい」商品のラベルの裏に隠された真実を知りたくなったヴェルナー・ブーテ監督が、専門家と二人で世界を一周しながら「エコの嘘」の実態を探るドキュメンタリー。
二人はまず、パーム油生産量世界一のインドネシアへ。パーム油は、ほとんどの既製品やスナックなどに世界で広く使用されている。企業によって、パーム油農園を拡大するために焼き尽くされた土地を見たブーテ監督は、痛ましい惨状を見て絶句。
環境破壊をせずに済む方法や正しい消費の選択について思いを巡らす二人は、ブラジル、ドイツ、アメリアなどを回ってさまざまな業界の実情を調査。「エコの嘘」の被害者や企業の当事者たちとも面会し、何が起きているのかが徐々に明らかになっていく。そして著名な学者に解決方法を聞きに行くことに。そこで目を覆いたくなるような衝撃の事実にたどり着く。
持続可能な未来のために一人一人がどう行動すべきかが問われる本作は、2020年3月28日よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。(編集部・小松芙未)