寺島惇太『キンプリ』世界進出に意欲!
映画『KING OF PRISM ALL STARS -プリズムショー☆ベストテン-』の完成披露試写会が7日に都内で行われ、声優の寺島惇太(一条シン役)、畠中祐(香賀美タイガ役)、武内駿輔(大和アレクサンダー役)が出席。寺島は『キンプリ』の世界進出に意欲を見せていた。
プリズムスタァを目指す個性豊かな男の子たちが、さまざまな試練や困難に立ち向かっていく姿を描く『KING OF PRISM』シリーズ。劇場版最新作となる本作では、本シリーズ最大の見どころでもあるエンターテインメントショー、プリズムショーからベスト10に選ばれたショーを上映。現在までにシリーズに登場した29曲のショーの中から、ファン投票で順位が決定した。
今年がオリンピックイヤーとなることから、「世界の人が日本に注目している」と切り出した寺島。「ジャパニーズ文化の最先端を走る『キンプリ』は、絶対に海外の人も楽しめる作品。今年は海外に意識を向けて、世界進出を狙っていけたら」と意気込んで、大きな拍手を浴びていた。
また、寺島は「おいしいところを詰め込んだ、贅沢な一品」と完成作に胸を張っていたが、ステージではシリーズの総集編となる本作を振り返って、漢字一文字を発表することに。武内は「応」のフリップを掲げ、「4年間、なにを原動力として走ってこれたかというと、皆さんの応援があったからこそ。『キンプリ』の場合は、“応援”というキーワードが強い」とファンに感謝。
一方、畠中は「奇」と、ややクセのある文字を披露して会場も大爆笑。「奇襲のように、心の隙間にガンガン、ストレートパンチを入れてくれる。奇想天外、摩訶不思議」と笑いつつ、「でも一人ひとりの物語を見ると、こんなにエモーショナルなことはない。人と人とのつながりでこの映画は育ってきて、いろいろな物語が生まれたこともすごい奇跡」としみじみと語っていた。
寺島は「変」とコメント。「冷静に考えると、やっぱり変な作品なんです。2016年の段階では『なんか変だけど面白い。なんか変なことしているけれど行ってみたらすごい楽しかった』というところから、すべてが始まっている。4年間でみなさんの心や世の中が変化していって、これが年イチの風物詩のようになった。なくてはならないものに変化していった」と4年間の成長を振り返っていた。
この日は声優の三人に加えてタイガとアレクサンダーのマスコットキャラクターのトラチ&ドラチも駆けつけたが、寺島が「初詣に行ったら、俺以外全員が彼女持ちだった! みたいな。俺だけひとり!? みたいな感じを味わっている」とこぼして、会場から「がんばれー! できるよー!」と声援を浴びるなど、笑顔にあふれた舞台挨拶となった。(取材・文:成田おり枝)
映画『KING OF PRISM ALL STARS -プリズムショー☆ベストテン-』は1月10日より公開