橋本環奈の目力を中村獅童が絶賛「全身で受け止めないと」
女優の橋本環奈が9日、丸の内TOEIで行われた映画『シグナル100』の完成披露会見に来場し、共演の中村獅童から「あんなすごい目力で向かってくる女優は橋本さんだけ」と絶賛される一幕があった。この日は、橋本と中村をはじめ、小関裕太、瀬戸利樹ら総勢34名のキャストが一堂に会した。
最狂最悪の自殺ゲーム…橋本環奈『シグナル100』場面カット【画像】
宮月新と近藤しぐれの人気コミックを映画化した本作は、担任教師により自殺催眠をかけられた36人の生徒たちが、生き残りを懸けたデスゲームに挑むさまを描く物語。主人公を演じた橋本は劇中の制服姿で登場し、総勢34人が登壇するということで「これだけの人数が登壇するのも珍しいんじゃないですかね」と笑った。
キャストたちの火花散る演技対決が待ち受けているという本作。橋本は「(劇中で)デスゲームを繰り広げているとは思えないくらい、撮影現場はみんな仲が良くて和気あいあいとしていました」と切り出し、「獅童さん演じる先生が出るシーンも最初は和気あいあいとして、獅童さんがほぼアドリブで生徒をいじったりして、みんな自然と笑っていたんです。それなのに狂気的な場面になった瞬間に怖すぎて、目に見えない空気感で、軽くあいさつもできないくらい。人って1日でこんなにガラッと変わるんだというのを体験しました。メリハリのある現場でした」と振り返った。
さらに橋本は「獅童さんにお会いする前にInstagramを見て、物腰が柔らかい方だなという印象を持っていたのですが、(劇中で)対峙したシーンは一歩下がりたくなるような感覚で、だからこそ立ち向かわなきゃと思えるような使命感に自然となれて、すごくやりやすかったし、ちゃんと一線を越えられたと思います」とコメント。一方の中村も「あんなすごい目力で向かってくる女優さんは橋本さんだけですね。全身で芝居を受け止めないと負けてしまうな、と。素晴らしい女優さんだなと思いました」と口にした。
また、本作は橋本にとって20代になって初めて撮影をした作品となる。「10代の頃と比べての変化はないですね。年齢というよりも、いろいろと作品に出させていただくうえで、作品は消えてなくならないので蓄積されているな、という感覚があります」と語る橋本は、「でも自分の中では20歳になって初めての作品ということで、思い出深いというか、節目の作品として、すごくインパクトのある作品になったなと思います」と自信を見せた。(取材・文:壬生智裕)
映画『シグナル100』は1月24日より全国公開