三谷幸喜「お互いの新しい代表作に」小栗旬と誓う!2022年大河ドラマで
俳優の小栗旬が8日、NHK局内で行われた「2022年大河ドラマの制作・主演発表会見」にて、三谷幸喜が脚本を務める「鎌倉殿の13人」で、主人公の北条義時を演じることが発表された。会見には出席できなかった小栗について、三谷が主演決定時に連絡を取ったことや、主演となった決め手について明かした。
本作は、華やかな源平合戦、その後の鎌倉幕府誕生を背景に、源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男・二代執権・北条義時を主人公にした物語。野心とは無縁だった若者がいかにして武士の頂点に上り詰めたのか。そして、新都鎌倉を舞台に繰り広げられるパワーゲームで義時はどんなカードを切っていくのか。「新選組!」「真田丸」に次いで脚本を担う三谷が、「新しい大河を作りたい」と意気込む意欲作だ。
現在、アメリカ・ロサンゼルスに滞在中であることから会見に出席できなかった小栗だが、主演が決まった際に連絡をもらったという三谷は、「よろしくお願いします。お互いの新しい代表作にしましょうみたいな話をしました」と打ち明けた。
また、三谷は、過去に「わが家の歴史」(2010・フジテレビ系)、映画『ギャラクシー街道』(2015)などで自身の作品に起用していることから「役を掴むのが上手で、芝居にウソがない方」と小栗の印象を語ると、「義時は、ただ強い、格好いい、優しいヒーローではなく、人間的なずるい部分もあり、酸いも甘いもかみ砕いた男なので、小栗さんにやっていただくのは楽しみです」と期待を寄せた。(取材:錦怜那)
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は2022年1月~12月放送
小栗旬のコメント全文
1年半にもわたり、ひとつのテーマ、一本のドラマに出演するという大河ドラマの経験は、生涯一度は体験したい……体験しなければならない……僕にとって俳優としての大きな関門であり、夢であり、挑戦であり、恐れさえ覚える覚悟の要る仕事です。しかし2年後40歳という節目の年に放送される大河ドラマを演れることに幸運と興奮と、大きな喜びを感じています。ましてや3度目の大河脚本となる三谷幸喜さんの熟練した筆先が、どんな義時像を描き出すのか……また僕自身、どうすればみなさんの期待を裏切らない義時を演ずる事が出来るのか……など、今から想像するだけでワクワク胸躍る思いです