アイアンマンのおかげで話せるようになった自閉症の少年…ロバート・ダウニー・Jrと対面!
アイアンマン/トニー・スターク役でおなじみのロバート・ダウニー・Jrが米トーク番組「エレンの部屋」に出演し、大好きなアイアンマンのおかげで話すことができるようになったという10歳の自閉症の少年と対面した。
【動画】「エレンの部屋」ダウニー・Jrとヴィンセント君が対面
番組はダウニー・Jrが、10歳のヴィンセント・アランブラ君とその両親をインタビューする形で進行。ヴィンセント君は1歳の時に話すことができなくなり、4歳で自閉症と診断されたが、6歳の時にプレゼントされたアイアンマンのヘルメットを着けると、再び話すことができるようになったのだ。
話すことができなかった時期のことを「苦しかった」と振り返ったヴィンセント君は、「僕はアイアンマンのヘルメットをもらったんだ。それが話せるよう手助けしてくれた」とうれしそうにダウニー・Jrに報告した。父親は「アイアンマンのマスクが、彼に自信を持たせてくれたんです。24時間以内で、彼は全く違う子供になっていました」とヴィンセント君の変貌ぶりを明かし、ダウニー・Jrはすっかり感激した様子だった。
俳優としての経験からもマスクが助けになるのはよく理解できるというダウニー・Jrが「君と僕は同じマスクを使い、それが僕たちに声を与えてくれた。なぜそれが助けになったんだと思う?」と問いかけると、「僕が話すのを助けてくれた。世界から僕の正体を隠してくれたんだ!」とヴィンセント君。アイアンマンのグッズでいっぱいの彼の部屋や、アイアンマン/トニーの姿を完コピした写真も次々と映し出され、「すごい!」と喜ぶダウニー・Jrを見てヴィンセント君も手をたたいて大喜びしていた。アイアンマンへの愛ゆえ、愛犬の名前も「ミスター・スターク」というのだという。
ダウニー・Jrは「しょっちゅう『この役について何を一番恋しく思うことになるでしょうか?』と聞かれるんだが、正直に言うと、それは母親たちや父親たち、そして子供たちと話すことができること、そして彼らにポジティブな影響を与えたことを見ることなんだ。それがこの役をやりがいのあるものにしてくれた。感謝してもし切れないよ」と語り、米会社シャッターフライから送られた支援金2万ドル(220万円・1ドル110円計算)を手渡していた。
ダウニー・Jrが動物と会話ができる医師ドリトル先生にふんした新作映画『ドクター・ドリトル』は3月20日に日本公開される。(編集部・市川遥)