『ハイスクール・フリート』初日に声優陣集結!収録ブースで筋トレも?舞台裏明かす
アニメーション映画『劇場版 ハイスクール・フリート』の初日舞台あいさつが18日に都内で行われ、声優陣の夏川椎菜、Lynn、古木のぞみ、種崎敦美、黒瀬ゆうこ、麻倉もも、大空直美、鶴岡聡が登壇した。
『ガールズ&パンツァー』などの鈴木貴昭原案のオリジナルアニメーションとして2016年4月からTV放送された本作は、“国土水没により海上大国となった日本”を舞台に、教育艦「晴風」の艦長となった岬明乃をはじめ、副長の宗谷ましろら、艦で共に過ごす仲間たちの関係性を魅力的に描き出す。アニメ放送後も続編を望む声がやまず、2017年5月のOVA発売を経て、今回満を持して完全新作アニメーションとして全国公開されることになった。
夏川は「長い間待っていただいた劇場版。艦長を演じる身としては船がようやく出航できるんだという気持ち」と感慨深げ。2日間のアフレコは「今回、シナリオも劇場版ということで長かった。狭いブースの中、代わる代わる人が入ったり出たりして、その中にいて、みんなのお芝居を観て一緒に作っている感がありました」とやりがいがあったものだと明かす。本作の見どころについては、「全てのキャラクターが輝いているので、推しのキャラクターの活躍を楽しみにしていてほしい」と笑顔を見せた。
劇場版のキーとなるキャラクターのスーザン・レジェスの声を担当した大空は、今回イベント初登場。「2日間のアフレコで一日中ブースの中。すごい人数で、狭くて入りきれなくて外に出たりもしながらのアフレコだったんですけど、お昼ごはんの時は女子高みたいな雰囲気になっていて、お弁当の時間は楽しかった」とうれしそうに回顧。大所帯で狭い中も密かにブース内で筋トレをする余裕もあったと明かすと、「全然気づかなかった。スーちゃんワイルド……」と共演者はみな驚きの表情だった。
麻倉もアフレコを楽しんだ様子で、「今回もいい意味で変わらず皆さんを支える立場の役柄。最大のピンチでみんなが一生懸命戦っているのを見ると、わたしも加わりたい気持ちになりました。『面舵いっぱい!』とかやってみたかった。(わたしの役だと)『おなかがいっぱい!』とかはありそうだったんですけど……」とにこやかにコメント。Lynnが「楽しいシーンがいっぱい。でも(今回の展開上)胸の中で抱えているものも大きかった」と続き、古木も「(いろんなキャラクターが入り乱れる中)負けないよう、主役のつもりでやっていました」と話して熱のこもった現場の様子を紹介していた。(取材・文:名鹿祥史)
『劇場版 ハイスクール・フリート』は全国公開中