『バッドボーイズ』第3弾が全米大ヒット!『天気の子』の結果は…?
全米ボックスオフィス考
先週末1月17日~1月19日の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ウィル・スミス主演のアクションシリーズ第3弾『バッドボーイズ フォー・ライフ』が興行収入6,250万4,105ドル(約69億円)という予想を大幅に上回る好成績で首位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)
『バッドボーイズ フォー・ライフ』は、マイアミの刑事コンビ、マイク(ウィル)&マーカス(マーティン・ローレンス)の活躍を描くアクションシリーズの第3弾。『バッドボーイズ2バッド』(2003)以来の新作だが、ブランクを物ともしなかった。20日(月)はキング牧師記念日で祝日であり、17日~20日まで4日間の興収は7,303万3,944ドル(約80億円)。キング牧師記念日を含む週末の興収では、『アメリカン・スナイパー』(2014)に次ぎ歴代2位となる大ヒットとなった。口コミでの評価も高く、すでに第4弾の企画が進行中だ。
ロバート・ダウニー・Jrが動物と会話ができる医師ドリトル先生にふんした『ドクター・ドリトル』は批評家からの評価が思わしくなく、興収2,184万4,045ドル(約24億円)で3位デビューだった。1億7,500万ドル(約192億円)の製作費をかけた大作だけあって、苦境に立たされている。
新海誠監督『天気の子』は486館での公開でありながら(※『バッドボーイズ フォー・ライフ』は3,775館、『ドクター・ドリトル』は4,155館で公開)、興収180万6,099ドル(約2億円)で13位にランクイン。15日(水)から公開されており、累計興収は527万5,277ドル(約5億8,000万円)で新海監督の前作『君の名は。』の全米での最終興収を早くも超えた。配給の GKIDS Films 史上最大のヒット作にもなっている。
今週末は、『シャーロック・ホームズ』シリーズなどで知られるガイ・リッチー監督のクライムコメディー『ザ・ジェントルメン(原題) / The Gentlemen』などが公開される。(編集部・市川遥)
1月17日~1月19日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『バッドボーイズ フォー・ライフ』
2(1)『1917 命をかけた伝令』
3(初)『ドクター・ドリトル』
4(3)『ジュマンジ/ネクスト・レベル』
5(2)『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』
6(6)『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
7(5)『黒い司法 0%からの奇跡』
8(9)『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』
9(4)『ライク・ア・ボス(原題) / Like a Boss』
10(8)『アナと雪の女王2』