『犬鳴村』撮影中の恐怖エピソードを三吉彩花が明かす
実在する心霊スポットをテーマに描く映画『犬鳴村』の廃校試写会&舞台あいさつが22日、福岡県宮若市で開催され、主演の三吉彩花と古川毅が登壇して撮影時のエピソードを語った。
犬鳴村は、「旧犬鳴トンネルの先にある」と言われている恐怖体験が絶えない最恐の心霊スポット。『呪怨』などで知られる清水崇監督が、その犬鳴村をテーマに映画化した本作。この日は、旧犬鳴トンネルに一番近い、福岡県宮若市で廃校となった小学校の体育館に設置されたスクリーンで試写会が行われた。
映画のオファーがあるまで犬鳴村の存在は知らなかった三吉だが、「福岡出身の友だちが多くて、映画化の話をしたら『あそこはヤバいよ!』」と言われたことを明かし、「以前福岡出身のパントビスコさんと対談をした際に、パントさんも犬鳴トンネルに行ったことがあるそうで、行ったときは何も起こらなかったけど最後に撮った写真にはガッツリ(幽霊が)写っていたって聞きました」というエピソードで会場を凍り付かせた。
また、撮影中の怖かったエピソードを聞かれた三吉は「ここで? というようなタイミングでカメラは壊れました」と振り返り、古川は「ちょうど撮影時期がおととしの冬くらいで、山の方で撮っていたので、待合室にカメムシがめっちゃ多く(笑)」と三吉も「そうそう! 10匹とかそんなレベルじゃなくて、天井に50匹とか……」と回顧した。
古川は撮影の途中から合流したことそうだが、「なんならカメムシをみんなで取る中で、仲良くなったかもしれない(笑)」と話し、三吉が「仲良くなったきかっけはカメムシです(笑)」とぶっちゃけると会場からは笑いがこぼれた。
本作は、宮若市の協力の元、一部撮影が旧犬鳴トンネルで行われたこともあり今回の廃校でのイベントが実現。宮若市市長・有吉哲信が登壇し、「廃校という最高のシチュエーションでこの映画が上映できることが嬉しく思う一方で、果たして先々不安なところもありますが、話題性としては最高じゃないかと思っている次第です。ぜひみなさまも温かく見守ってくれればと思います。あと商工会議所で『犬鳴村お化け屋敷』も準備しております。怖い映画を観て、怖いお化け屋敷を味わってもらえればと思います」とアピールしていた。(編集部・梅山富美子)
映画『犬鳴村』は2月7日公開 ※2月1日より九州先行上映