「麒麟がくる」本木雅弘の怪演に猛反響!伊右衛門がトレンド入り
26日に放送された大河ドラマ「麒麟がくる」第二回放送後、“マムシ”の異名をとる斎藤道三(利政)を演じた本木雅弘の演技が猛反響を呼んでいる。
後に「本能寺の変」で織田信長を討つ智将・明智光秀(長谷川博己)の謎めいた前半生に焦点を当てた本作。第二回のタイトルは「道三の罠(わな)」とあり、キーパーソンは道三。織田信秀(高橋克典)率いる2万の軍にわずか4,000の軍で対抗した道三の戦術、恐ろしい人となりが描かれた。
美濃の侵略をもくろむ尾張の織田軍を相手に、早々に籠城を決め込んだ道三に翻弄される光秀、道三の嫡男・高政(伊藤英明)たち。「戦は数ではないことを思い知らせてやる」と豪語する道三の敵を欺く鮮やかな戦術もさることながら、とりわけ話題沸騰になったのが娘の帰蝶(川口春奈)の夫・土岐頼純(矢野聖人)と対峙するクライマックス。
クライマックスでは道三がお茶を立てるシーンがあり、本木が「サントリー 緑茶 伊右衛門」のCMキャラクターを務めていることから「伊右衛門」のワードがTwitterトレンド入り。緊迫感に満ちたこのシーンに「本木さんの演技が圧巻」「道三にハマリ役」「渋くてかっこいい」「怪演に圧倒された」「怖かった」など多くの反応が寄せられている。
本木いわく、このシーンはクランクインして間もない撮影序盤の夜、長時間に及ぶ撮影だったという。本木は以下のように撮影を振り返っている。「10キロくらいの甲冑を着けたまま、さまざまな所作をするのが拷問のようで、茶道の所作が特に大変でした。正直、背すじをのばすだけで必死なんです! でも顔はクールでいなければいけないので、甲冑の内側は汗かきまくりでした。実人生でも破天荒な父を持つ娘の婿ですので、『もし自分が親も子もない戦国の世に生きていたら……』と思うと、このシーンは他人事とは思えず(汗)。我ながらぞっとしました」
一方、光秀は戦で、ある侍大将の首を落とそうとした際に予想外の出来事に遭遇。「勝たなければ自分が討たれる」「戦がある限り勝つしかない」「これが武士の誉れなのか」と苦悩する一幕もあった。(編集部・石井百合子)