スター・ウォーズ新作映画、女性監督を起用へ ルーカスフィルム社長が明言
今後製作が予定されている映画『スター・ウォーズ』シリーズ新作について、ルーカスフィルム社長キャスリーン・ケネディが女性監督を起用する予定であると、BBCのインタビューで明かした。
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『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(公開中)でスカイウォーカー家の物語に終止符を打ったルーカスフィルムは今後、新作3本を2022年から1年おきに全米公開する予定となっている。BBCは現地時間2日、英国アカデミー賞授賞式に出席したキャスリーンに対して、シリーズでの女性監督起用について質問すると「(ドラマシリーズなどで)すでに起用しているわ」とコメント。新作映画での起用については「もちろん。問題なしだわ」と断言している。
キャスリーンの言う通り、『スター・ウォーズ』作品ではすでに女性監督を起用している。日本でも配信中の実写ドラマ「マンダロリアン」では、名匠ロン・ハワードの娘であるブライス・ダラス・ハワードやカナダ人のデボラ・チョウがエピソード監督として名を連ねており、デボラは、現在製作棚上げ状態となっているオビ=ワン・ケノービ主人公のドラマシリーズの監督にも就任。さらに『スカイウォーカーの夜明け』では、黒人女性ヴィクトリア・マホーニーが第2班監督として採用されている。
ルーカスフィルムがどのタイミングで女性監督を起用するかは不明だが、近い将来、女性監督による『スター・ウォーズ』新作映画が登場することは間違いなさそうだ。シリーズは現在、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』で監督・脚本を務めたライアン・ジョンソンによる新3部作が控えるほか、マーベル・スタジオ社長ケヴィン・ファイギがプロデュースする新作企画が初期段階となっている。また『マイティ・ソー バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティ監督も新作の企画開発に向けた交渉に入っていると、The Hollywood Reporter が報じている。(編集部・倉本拓弥)