カーク・ダグラスさん、103歳で死去 『悪人と美女』『OK牧場の決斗』など
映画『悪人と美女』(1952)や『OK牧場の決斗』(1957)など数多くの名作に出演した俳優カーク・ダグラスさんが、現地時間5日、103歳で死去した。息子で俳優のマイケル・ダグラスさんが、自身のInstagramで明かした。
カークさんは、1916年アメリカ・ニューヨーク州生まれ。『呪いの血』(1946)で映画デビューを果たし、『過去を逃れて』(1947)、『海底二万哩』(1954)、『スパルタカス』(1960)、『パリは燃えているか』(1966)、『ファイナル・カウントダウン』(1980)といった数多くの名作に出演。ハリウッド黄金期を代表する俳優の一人としてはもちろん、プロデューサーとしても活躍した。
またカークさんは、『炎の人ゴッホ』『悪人と美女』『チャンピオン』でアカデミー賞主演男優賞に3度ノミネート。1995年には、アカデミー賞功労賞を受賞している。
息子のマイケルさんは、Instagramで「世界にとって、父はレジェンドであり、映画の黄金期を生きた俳優でした。でも、私や弟たちにとっては父親であり、キャサリン(・ゼタ=ジョーンズ)にとっては義父、孫にとっては愛する祖父、(カークさんの妻)アンにとっては素晴らしい夫でした」とコメント。「カークは後世に残り続ける映画を、そして世界に平和をもたらすために活動した、高名な慈善家としての歴史を残していきました」と故人をしのんだ。(編集部・倉本拓弥)