米ドラマ版『パラサイト』主演候補にマーク・ラファロ
映画『アベンジャーズ』シリーズのマーク・ラファロが、「チェルノブイリ」「ゲーム・オブ・スローンズ」などのHBO局が企画している、韓国映画『パラサイト』の米テレビシリーズ版で主演候補に挙げられていると、Colliderが独占で報じた。
ポン・ジュノ監督が『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(2015)、『バイス』(2018)などのアダム・マッケイと共に製作総指揮を務めるドラマ版『パラサイト』。同サイトによると、5話から6話構成のミニシリーズ化が予定されているが詳細は不明で、ラファロの出演もまだ正式交渉前の検討段階とのこと。複数ソースからの情報では、ポン・ジュノ監督もすでにラファロとコンタクトを取っており、双方が興味を持っているという。
『パラサイト』は、半地下住宅に住む貧乏なキム一家と、高台に住む裕福な家族との出会いから始まる物語。拡大する格差問題を巧みに取り入れた、ネタバレ厳禁なストーリー展開で話題を呼び、アカデミー賞において、韓国映画として初めて作品賞を含む最多4部門で受賞する快挙を成し遂げた。ラファロが検討されている役どころは不明だが、ソン・ガンホが演じたキム一家の家長ギテクにあたる役になると思われる。
この情報について、ロサンゼルス国際空港でゴシップサイトTMZ.comの直撃取材を受けたラファロは「そうなれば素晴らしいね」とだけ回答。ポン・ジュノ監督の才能をたたえ「彼は素晴らしい人だし大好きだよ。スピーチもアメイジングだった。素晴らしい映画だから、何かしら役をもらえるなら光栄だね」と語っている。(編集部・入倉功一)