ベン・アフレック、バットマン降板について語る
ベン・アフレックが、バットマン役からの降板について The New York Times のインタビュー内で言及した。
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ベンは、2016年の『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』からDC映画でバットマンを演じ、監督・主演を兼任するバットマンの単独映画も制作する予定だった。しかし、バットマン役との両立が難しいとの理由で監督を降板。その後、バットマン役からも降板したと報道され、昨年、トーク番組で卒業を正式に宣言した。
『バットマン vs スーパーマン』は最低映画を選ぶラジー賞に最多ノミネートされ、続く『ジャスティス・リーグ』(2017)の結果も芳しいものではなかった。また、降板までの間にベンは、2015年に破局していた元妻ジェニファー・ガーナーと正式に離婚。アルコール依存症の治療のため再びリハビリ施設に入るなど、私生活も波乱続きだった。長年アルコールの問題を抱えているベンは、ジェニファーとの破局から酒量が増えていったといい、離婚については「人生最大の後悔だ」と同サイトに語っている。
結果的に、この悩みがバットマン役からの降板につながったようだ。ベンは、周囲に自分が手掛ける予定だった「バットマン」の脚本を見せた時を振り返り「彼らに『脚本はいいと思う。でも同時に、もし君が同じ体験を繰り返すなら、死ぬまで酒を飲み続けることになるとも思うよ』って言われたよ」と明かしている。ベン版のバットマン映画については、撮影監督を務めるはずだったロバート・リチャードソンが、ゲスト出演したpodcast番組内で「もっと狂気の側に入り込んでいた。僕らが知っている過去シリーズよりも、少しダークで、バットマンの中にいる個人に迫る作品を観れたはずだ」と語っていた。
バットマンの単独映画『ザ・バットマン(原題) / The Batman』は、ベンからメガホンを引き継いだマット・リーヴス監督のもとで現在撮影が進行中。ロバート・パティンソンが新たなバットマン=ブルース・ウェイン役を務め、バットマンになってから2年が経った、若いころのブルースを描くという。先日には、スーツを身に着けたロバートのカメラテスト映像が公開された。
同サイトのインタビューは、3月6日に全米公開されるベンの主演映画『ザ・ウェイ・バック(原題) / The Way Back』のプロモーションに関連して行われたもので、ベンは、母校でコーチとして奮闘する、アルコールで生活が破綻した高校バスケットボールの元スター選手を演じている。『ザ・コンサルタント』(2016)でベンとタッグを組んだギャヴィン・オコナー監督がメガホンを取った。(編集部・入倉功一)