『ニューヨーク1997』リメイクは棚上げ状態
ジェームズ・ワンと共に『ソウ』シリーズを生んだリー・ワネルが、映画『ニューヨーク1997』(1981)のリメイク製作が滞っていることを The Wrap のインタビューで明かした。
『ニューヨーク1997』のリメイク作品を手掛ける予定のワネル。自身が監督した新作『透明人間』(5月1日~日本公開)のインタビューで『ニューヨーク1997』のリメイク作について聞かれ、「現時点では、まだ進展はない」と回答。始動していたことは認めたが、「準備が整う前に、プレスリリースを出したようなものだね」と続けた。
また、ワネルは『ニューヨーク1997』の大ファンだが、同リメイク作が次回作になるかは、具体的にはわからないと言う。「もし製作に入るとしたら、お話することになると思うが、現時点では棚に(脚本が)置いてある状態だ」と現状を語った。
近未来SFのオリジナル作品は、刑務所と化したニューヨーク・マンハッタン島に大統領専用機が墜落。元特殊部隊員の囚人、スネーク・プリスキンが、世界平和に関わる重要な音声テープと共に大統領救出に挑むストーリー。主人公スネークはカート・ラッセルが演じた。先日ワネルは、ラッセルの息子、ワイアット・ラッセルが「ファンの期待に応えるためには、ふさわしい選択だ」と語っていた。
『透明人間』の興行成績次第で、『ニューヨーク1997』のリメイク製作の風向きが変わるかもしれない。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)