新ドラキュラ映画が企画進行中!
ブラム・ストーカーのゴシック小説で描かれた、吸血鬼ドラキュラにフォーカスした新作映画が企画されていると、Varietyほか各メディアが報じた。
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原作は、新たな獲物をもとめる吸血鬼のドラキュラ伯爵と、彼を退治しようとするヴァン・ヘルシング教授の争いを描いた古典小説で、米ユニバーサルが1931年に『魔人ドラキュラ』として映画化。同作は『ミイラ再生』『透明人間』など、ユニバーサルのクラシックモンスター映画を、世界観を共有させながらリメイクするプロジェクト“ダーク・ユニバース”の一環として再び映画化される予定だったが、トム・クルーズ主演の第1弾『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』(2017)が芳しい結果を残せなかったこともあり、とん挫していた。
しかし今年、『ゲット・アウト』『アス』『パラノーマル・アクティビティ』数多くのヒットホラーを製作してきたジェイソン・ブラムがプロデュースした『透明人間』(2020)が、製作費およそ700万ドル(7億7,000万円)に対して、世界興行収入が1億ドル(110億円)を突破する大ヒットを記録。新たなドラキュラ映画もブラムがプロデュースし、『透明人間』と同じくユニバースではない、単独映画として製作されるという。監督は『ガールファイト』『イーオン・フラックス』などのカリン・クサマが務める。
The Hollywood Reporter によると、企画まだユニバーサルから承認されておらず、ドラキュラ自体はパブリックドメインになっているため他のスタジオで製作することもできるが、ブラムと同社の関係を考慮すると、実現はほぼ確実となりそうだ。(数字はBox Office Mojo調べ、1ドル110円計算)(編集部・入倉功一)