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『2分の1の魔法』志尊淳、限界がくるまで全力吹き替え!城田優が兄役だったからこそ出せた距離感

プライベートでも仲良しの城田優と志尊淳
プライベートでも仲良しの城田優と志尊淳

 ディズニー&ピクサーのアニメーション映画『2分の1の魔法』で日本語版声優を務めた志尊淳が兄役の城田優と共にインタビューに応じ、「限界を超え続ける毎日だった」というアフレコの日々を振り返った。

【動画】仲良しの二人!志尊淳&城田優インタビュー

 『2分の1の魔法』は、技術の進歩によって魔法が消えかけたファンタジーの世界を舞台に、死んだ父をよみがえらせる旅に出る兄弟の姿を描いた感動作。日本語版では内気な主人公イアン(トム・ホランド)を志尊が、陽気な魔法オタクの兄バーリー(クリス・プラット)を城田が演じている。

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 キャラクターは英語の口の動きになっているため、「ウソのないようにどのくらい日本語をはめ込めるか」という技術的な難しさに加え、冒険に出るイアンを普段は出さない声の張りで演じる必要があり、肉体的にも大変だったという志尊。「感情を声を通して伝えられずにもどかしく感じることもあったのですが、そこは妥協したくなかったんです。だから僕は1日でできる限り、限界がくるまでたくさん録って、それ以外ではなるべくのどにストレスを与えないように次の機会に備えるという生活をしていました」と明かし、「でもそれが苦にならないほどすてきな作品なので、やっていて楽しかったですね」と全力で取り組んだ日々に充実感をにじませる。

 そんな志尊のアフレコ後の姿を、普段から仲のいい城田は目撃していたといい、「淳ちゃんがアフレコをした日、偶然プライベートで会ったのですが、ヘロッヘロで(笑)。『ヤ、ヤバイ……!』って言っていてね(笑)。本当に魂を込めて演じていたからこその疲労感なんだと思います。それは、僕も後で演じてみて『あ、これは本当に大変だな!』って」と笑う。「何が一番難しいって、感情的に『もっと優しく』とかじゃなく、『もっとゆっくり』とか『もっと速く』という指示があるんですよ(笑)。1秒でも長くなっちゃうと、どれだけニュアンスが良くても、『もうちょっとまとめてください!』となってしまう。速い遅いというのが、一番俺は大変だった!」と苦労を語った。

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 城田が「ただ僕がアフレコした時にはイアンの声が志尊淳になっていたので、やりやすかったですね。逆に僕の声が入っていない英語の状態でやるのはすごく大変だったと思います」と気遣うも、志尊は「でも、僕は途中からバーリーが優くんにしか見えなくなったので(笑)」と打ち明ける。志尊は「兄弟の話なので、やっぱり距離感をつかむのが一番大事。近づいたり、遠のいたりといった関係性というのは、“優くんがバーリー”というのがイメージとして自分の中にあったからこそ、できたんだと思います」と兄役の城田の存在に感謝した。

 そして志尊が本作で一番グッときたのも、イアンとバーリーの兄弟のシーンだったという。「今まで散々ぶつかり合ったり、他愛もない会話をしたり、いろんなコミュニケーションを取ってきた中で、最後に二人の距離感というものが言葉もなく表現されていて。二人が思いを共有し合っているというのを感じ取った時に、『何なんだこれは!』と!(笑) 『ここまで計算されていたのか!』とゾクッと内側から湧き出てくるものを感じたし、素晴らしいな……! と感じました」と力説。「ラストは『ああ、そっか……』と思う人もいれば、『何てステキなの!』と思う人もいたり、いろんな捉え方があると思うんですよね。僕はステキだと感じました。自分のプライベートと重なる部分があったりもしたので、すごくグッと来ましたね」と熱く語っていた。(編集部・市川遥)

映画『2分の1の魔法』は公開中

志尊淳&城田優、仲良しコンビにインタビュー!|映画『2分の1の魔法』 » 動画の詳細
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