東京ディズニーランド＆シーが休園延期　雇用維持の施策も発表

　株式会社オリエンタルランドは8日、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの臨時休園期間の延長と、今後の対応について発表した。

　両パークは2月29日から臨時休園中。4月9日には、再開時期について5月中旬に判断するとしていたが、緊急事態宣言の延長を受け、臨時休園期間が延長されることとなった。今後は、政府、自治体の休業要請が解かれた段階で再開時期を判断し、お知らせするという。

　また、2か月以上の臨時休園が続いていることを踏まえ、「雇用維持に資する施策の一環として社員の一時帰休、役員報酬の自主返納等を行います」と発表した。在籍のまま労働者を一時的に休業させる一時帰休の対象者は、社員、嘱託社員、テーマパークオペレーション社員の約5,400名。勤務日数のうち月4日を休業日とし、休業日については賃金の一部を支給するという。実施期間は5月18日からパーク再開までとなる。役員報酬は臨時休園した翌月の報酬から自主返納が行われており、状況に応じて更なる減額などを検討するとしている。

　なお、東京ディズニーランドの大規模開発エリアの開業時期については、両パーク再開後の状況を見て決定となる。（編集部・梅山富美子）