大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典ら『AI崩壊』キャスト&監督がオンラインで再会
19日、映画『AI崩壊』のブルーレイ&DVDリリースを記念したオンライントークライブが行われ、主演の大沢たかおをはじめ、賀来賢人、岩田剛典、入江悠監督、そして一般参加者100名が参加。大沢は、共演者たちとの久々の再会がオンラインになったことに「まさかこういう形で会うとは……」と驚きを見せつつ、ファンと直接交流できる機会に喜びをみせた。
本作は、近未来の日本を舞台に、人間の生活に欠かせない存在となったAIが、国民の個人データを利用して、生きるべき人間を選別し始めることから起こるパニックを描いたオリジナル作品。入江監督が脚本も兼任した、原作のないオリジナル企画でもある。
1月31日の公開直後に関西で行われたキャンペーン以来、オンラインという形で久々の再会を果たしたキャストたち。大沢は「まさかこういう形で……」と新型コロナウイルスの感染拡大を受け、予想外の形での再会となったことに驚きながら「でも舞台あいさつなどでは、横並びになることが多いので、こうして顔を見ながら話せるのは楽しい」と前向きな発言。岩田も「いまはずっと家にいます」と近況を報告しながら「常に部屋のどこかを掃除しているので、ピカピカです」と自粛生活の影響を明かしていた。
トークライブでは、全国を巡ったロケ地での思い出のほか、撮影の裏話が明かされたほか、イベントに参加した一般視聴者の質問に答えるコーナーも。大沢に熱烈なファンが「死ぬほど大好きです」と投げかける場面もあり、寄せられるなど、オンラインならではの試みに大いに盛り上がった。
2019年1月に撮影が行われた本作。入江監督は「いまの状況を考えると、全国で大規模なロケをさせていただけたことはとてもラッキーでした」としみじみ語ると「すごく鮮明に覚えているのが、大沢さんが撮影初日に、娘役の心ちゃん(田牧そら)の手を握るシーンで『手を握ることでお父さんの気持ちになれた』とおっしゃっていたことです。そうやって触れ合うことで演技が生まれてくると思っていたので、またそういった撮影の日々が戻ってくることを祈っています」と胸の内を明かす。
大沢も「ある意味でこの作品で描かれているパニックが起きた世の中というのは、いまの現状と通じるものがあると思います」と述べると、岩田も「映画と今の状況がリンクしている部分を強く感じています」と作品に内在するメッセージについて語った。(磯部正和)
映画『AI崩壊』ブルーレイ&DVDは5月20日発売・レンタル開始