池田エライザ、初監督作の海外上映が決定!韓国・全州国際映画祭に正式招待
女優・池田エライザが初監督を務める映画『夏、至るころ』が5月28日から開催される第21回全州(チョンジュ)国際映画祭に正式招待され、海外で初上映されることが明らかになった。
『夏、至るころ』は、福岡県田川市で幼なじみとして育った二人の男子高校生を軸に、青春時代の後悔や挫折、人生の希望や家族の愛を描く物語。昨年、田川市でシナハンやロケハンを開始し、撮影は8月に同市でのオールロケで敢行された。福岡市出身の池田監督が自らの経験などを織り交ぜた完全オリジナル作品で、キャストとして倉悠貴、石内呂依、さいとうなり、リリー・フランキー、原日出子、安部賢一、杉野希妃、大塚まさじ、高良健吾などが名を連ねる。
今回、韓国の三大映画祭の一つとして知られる全州国際映画祭のシネマ・フェスト部門で上映されることが決定。同部門では日本から『蜜蜂と遠雷』『Red』も選ばれている。
池田は「『夏、至るころ』が全州国際映画祭に正式招待されました。池田組、キャスト、スタッフ共々光栄な気持ちです。自粛が続くなか、外の香りに想いを馳せている方々へ、一足早く夏の香りをお届けできることを嬉しく思います。何年経っても、あの夏のことは忘れないだろう。きっとそう思える夏を切り取ってまいりました。少年少女ら特有のきめ細かい感情と、和太鼓の爆発的な音に、身を委ねていただければ本望です」と喜びをコメント。
同映画祭のプログラム・ディレクターであるムン・ソク氏は「池田エライザ監督は、韓国でも女優としてよく知られています。監督デビュー作を全州で初めて上映できることになり、プログラマーとして、とても光栄に思っています。『夏、至るころ』(英題:Town without Sea)は俳優出身である池田監督の演出力が余すことなく発揮されているように感じます。新人俳優からでも良い演技を引き出すことは優れた演出家の美徳とされますが、この映画こそ、まさにそのケースだと言えるでしょう。監督がまだ24歳であるにもかかわらず、デビュー作でこれほどの演出力を見せてくれたことに大変驚かされました」と称賛の言葉を送っている。(編集部・大内啓輔)
映画『夏、至るころ』は2020年日本公開予定