「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」オンライン開催に変更 夕張市での再会願う
8月28日から9月1日まで北海道夕張市で開催予定だった「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020」が、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、オンライン開催に変更されることが明らかになった。開催日も変更される。
第30回の節目であり、例年の冬から夏開催に舵を切った、第一回目となるはずだった今年のゆうばり。「新型コロナウイルス感染予防および拡散防止に最大限努める」という考えのもと、規模縮小を含めて開催の方向を探っていたが、例年、国内外から約1万人が来場するイベントであり、来場者や運営スタッフ、市民ボランティア、学生ボランティア、映画関係者への感染リスクを考慮した結果、市内での開催を断念した。
開催日については、9月以降の日程で調整中。コンペティション部門もオンライン上映を予定しており、応募者には、6月末をめどに上映方式並びに審査上映について案内をするという。
野外イベントなどは実施できなくなったが、映画祭実行委員では、オンラインでも「ゆうばりファンタ」らしい企画を準備中とのこと。「世界中の映画ファン、映画祭を楽しみにして頂いている皆様や映画クリエイター、出演者、スタッフ、夕張市民の皆様に心より敬意を込めて、一日も早く世界が元気を取り戻すことを祈っています。そして、再び夕張に集結できるよう願っています。夕張市での再会を実現するまで私たちは情熱を込めて邁進してまいります」としている。(編集部・入倉功一)