“テラハの暴走”出演者は否定「何も指示されてない」
人気リアリティー番組「テラスハウス」のヤラセ疑惑をめぐる一部報道について、出演者2人が27日、SNSで否定した。
Netflixで配信、フジテレビで放送されていた最新シーズン「テラスハウス TOKYO 2019-2020」に出演中だった会社経営の新野俊幸さんは「テラハの暴走 スタッフが告白」というネット記事を引用するとともに、「#テラハの暴走 『事実』が大事だと思うからコメントするけど、俺は何も指示されてないよ、忖度なしで」とツイート。一方、番組側に対して不満もあったようで「編集にはムカついてたけどな」と付け加えた。
また、同じく最新シーズンに出演していた当時大学生の水越愛華さんは同日、Instagramのストーリーを更新すると、「ネットニュースになっている『テラハの暴走』を拝見しました。過去のシーズンの事は分かりませんが、私が実際に体験した事実と異なる内容が多く書かれていて驚いています。そして、その記事の締めには私が載せた内容を使用」と反論。
「私も、編集には怒りや悲しみを感じる事は沢山ありましたが、あのニュースに書いてあることを鵜呑みにしないでほしいです」と呼び掛け、「色々な、ネットニュースで使用されていますが、このままではあれが事実だと思われてしまうのではないかと思ったので、発信させていただきました」とつづった。
同日、NEWSポストセブンが報じた「テラハの暴走、現役スタッフが告白 泥臭い人間模様を狙う」という記事では、番組の現役・元スタッフによる証言を掲載。それによると、台本はなかったものの、“ストーリー”は番組側で用意しており、「もっと怒鳴り合って!」などと指示を出すことがあったという。
今月23日、最新シーズンに出演中だった女子プロレスラー・木村花さんが死去。詳しい死因は公表されていないが、木村さんは番組内での言動をめぐってSNS上で誹謗中傷を受けていたという。事態を受け、番組は27日、「『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』に関しましては、制作を中止する事を決定致しました。この度のことを重く受け止め、今後も真摯に対応して参りたいと考えております」と発表している。(編集部・中山雄一朗)