シネクイント存続応援プロジェクト、12日よりスタート スクリーン3時間貸し切りコースも
渋谷のミニシアター・CINE QUINTO(シネクイント)の存続応援プロジェクトが、 6月12日19時よりクラウドファンディングサービス「BOOSTER(ブースター)」でスタートする。目標金額は150万円、募集期間は6月12日19時より8月2日23時59分まで。リターンは複数あり、CINE QUINTO のスクリーン2を3時間限定で貸切りで利用できるコースもある。
2016年の一時閉館、2018年の復活オープンなど環境の変化や時代の波を乗り越えながら約20年間、渋谷の街で営業してきた本映画館は、現在、新型コロナウィルス拡大の影響を受け、かつてない苦境に直面している。約2か月間の休業期間に伴う多額の赤字に加え、営業再開後も新型コロナ感染防止策として「営業時間の短縮」や「1席ずつ間隔を空けてチケットの販売」などを行うことで、これまでと同等の売上を維持できない状況が続くことが見込まれる。株式会社パルコエンタテインメント事業部・映画事業は、この危機的状況を乗り越えるため、本プロジェクト立上げに踏み切った。
クラウドファンディングのコースには、リターンなしの「まるまる応援コース」(3,000円)、デザイナーnorahi制作の CINE QUINTO オリジナルグッズが送られる「オリジナルグッズコース」(2,000円・3,500円)、CINE QUINTO のスクリーン1・2で映画上映前に支援者の名前を上映する「スクリーンお名前上映コース」(5,000円)、 CINE QUINTO または姉妹館の WHITE CINE QUINTO で好きな映画を通常料金より安く鑑賞できるチケットのセット(3枚・5枚)が送られる「お得な鑑賞チケットコース」(3,600円~1万円)など。
15万円の「CINE QUINTO 3時間貸し切りコース」では、CINE QUINTO のスクリーン2を、平日のモーニングコース(9:00~12:00)もしくはナイトコース(20:00~23:00)いずれかで、3時間限定で利用できる。
支援金は、賃料、水道光熱費、人件費、新型コロナウィルス感染拡大防止の備品類の購入に充てる。(編集部・石井百合子)