今夜「必殺仕事人」新作放送!東山紀之、松岡昌宏&知念侑李との共演語る
東山紀之主演の人気時代劇シリーズの最新作「必殺仕事人 2020」(ABC・テレビ朝日系)が、今夜28日よる9時から放送される。東山が、本作に対する思いや共演する松岡昌宏(TOKIO)、知念侑李(Hey! Say! JUMP)について語った。
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渡辺小五郎(東山)、経師屋の涼次(松岡)、リュウ(知念)ら仕事人たちが、オレオレ詐欺やグレ者の卑劣な悪だくみを一網打尽にする本作では、小五郎と市村正親演じる奉行・湯川伊周役との対決、伊周の右腕・田上誠蔵(杉本哲太)と引きこもりの息子・新之丞(杉野遥亮)、そして懸命に働くたけ(森川葵)と娘・つゆ(古川凛)の深い親子の絆が描かれる。
東山は、涼次役の松岡を「本当にいい俳優になってきたなぁと思います。『必殺』はもちろん、僕は『家政夫のミタゾノ』もよく観ているんですけど、いい雰囲気だし、脂が乗ってきたように感じます。だから毎年『必殺』で一緒に芝居をするのがとても心地いいですね」と評価し、リュウ役の知念のことは「知念もいろいろな現場で鍛えられているので、現場で会ったときに彼の成長を感じられるのはうれしいことです。今後もいろいろな役をやって、自分らしさをつかんでいくと思いますが、その第一歩といえるのがリュウという役なのかなと思うので、大事に続けていってほしいですね」と今後の共演も望んだ。
市村との共演を振り返り、「市村さんは、すごく優しくていい人に見えるけど裏の顔をもっている役なんですが、大先輩の胸をお借りして、僕も思い切りやらせていただくことができました。刀を合わせるシーンは、ある種、俳優同士の対決でもあると思いますので、とにかくいい勝負ができるように……と考えて臨みました」とコメント。「あと、子役の古川凛ちゃんがものすごくかわいくて、久しぶりに胸がときめきましたね(笑)。凛ちゃんの芝居の素晴らしさが、今回の『必殺』をより一層盛り上げている気がします。彼女の芝居を見た照明の方が涙ぐんで僕のとこに来て『いやぁ、あの子はすごい!』っておっしゃったんですよ! そんなこと初めてだったので、とても印象に残っています」とつゆ役の古川を絶賛した。
また、「撮影はコロナの影響が出ていない時期に終わっていたんですが、その後いきなりこのような状況になって……。すばらしい技術をもった『必殺』のスタッフの方々は、大ベテランの方が多いので、とにかく体に気をつけて欲しいなと思いました。周りのみんなの健康も大事にしていきたいと強く感じましたし、そのためにはまず自分がちゃんと自衛を心掛けて生活していかなきゃいけないなと、今回改めて見直すことができました」と考えさせれられたという。
最後に、本作の魅力を以下のようにアピールしていた。「世相を反映させられるのが『必殺』の魅力だと思います。事実に基づいたことを表現する際に現代劇だとちょっと直接的になり過ぎるけど、時代劇だと少し大げさに描いても大丈夫というところがあるので……。社会問題について皆さんが感じていることを表現できるのが面白さの一つだと思いますね。また、僕らが出演させてもらうようになって10年以上、そして今年は藤田まことさん没後10年ということで、本当に歴史のある作品だなと改めて感じています。エンターテインメントとしてのこの作品を、より大事にして、今後も続けていきたいという思いが強いですね。今回は、オレオレ詐欺や、半グレ集団の悪さを一刀両断にするんですが、非常に深い親子の絆を描き出すことで、より“悪”が際立ってきます。それを僕ら仕事人が一刀両断にすることで、爽快感を感じていただけると思いますので、どうぞお楽しみに!」(編集部・梅山富美子)