ビビアン・スー、200%の力で挑んだ『コンフィデンスマンJP』仕事と子育て両立の現在
7月23日に封切られヒット街道を進んでいる映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』に出演したビビアン・スーがメール取材に応じ、「200%の力」で演じたという今作のキャラクター、そして子育てをしながら行っている映画プロデュース、楽曲制作など現在の活動について語った。
【動画】仲良し!長澤まさみ&東出昌大&小日向文世、わちゃわちゃトーク
本作は長澤まさみ、東出昌大、小日向文世の3人が信用詐欺師のダー子、ボクちゃん、リチャードにふんしたシリーズの新作。主人公・ダー子たちが、世界有数の大富豪フウ家の当主レイモンド・フウの遺産10兆円を狙う。ビビアンはフウ家の三姉弟の長女・ブリジットとして、ダー子たちの前に立ちはだかる。
「ストーリーも役も今までやったことのないタイプ」だったというビビアンは「(ブリジットは)好き嫌いがはっきりしていて、感情豊かな面白い役」と振り返った。「しかも役設定はシンガポールの大富豪の長女。最初に脚本を読んだ瞬間『私もシンガポールに住んでいる!!』って叫んでいました。そこが一番の共感ポイントですかね(笑)」
「ブリジットはいつでも感情の表現がMAXの役なので200%の力で演じていました。三姉弟とダー子たちが初めてフウ家で食事をするシーン、ブリジットは全身全霊で怒っていて、しかも英語と日本語で怒鳴ったりもする。普段の私はあんなふうに人を怒ったことがないので、あのシーンの撮影が終わった後は完全に脱力しました。話す力すら無くなりました」
昨年は自身が初めてプロデューサーとして参加した台湾映画『孤味 / Little Big Woman』に自らも出演するなど、多忙な毎日を送っている様子のビビアン。同作は11月に台湾で公開予定で、第44回香港国際映画祭でのプレミア上映も決まっており「とても光栄で嬉しいです!」とビビアンは喜ぶ。音楽活動も再開し、「コロナウイルスの関係で台湾に5か月滞在していた間、たくさんの曲を作りました。年末までに少しずつ出す予定です」と話した。
また、2014年に結婚を発表しているビビアンは「仕事以外、半分の時間は子どもにあげています。できるだけ子どもの成長過程を見届けたいと思います」と母としての一面も見せる。「幸い家族が手伝ってくれたり、事務所のスタッフも色々と考えてくれるので、皆さんがいることが本当にラッキーで感謝です」と続けた。
1990年代後半の日本での大活躍について「当時は本当に命がけで大変でしたね。でもたくさんの先輩たちにお世話になって、たくさんのファンの皆さんに気に入ってもらえて、本当に恵まれたと思います。今振り返ってみるとすべてが楽しくて面白い思い出です」とビビアン。
日本のファンに向けて「日本の大きなスクリーンで皆さんに会えるのは久しぶりです。いつも応援していただいてありがとうございます。私が演じたブリジット、皆さんに気に入ってもらえたら嬉しいです」とメッセージを送った。(編集部・海江田宗)