小松菜奈『糸』20~30代演じ分け!大人の女性への成長を好演
21日に公開された新作映画『糸』で菅田将暉とともにダブル主演を務めた小松菜奈。13歳で出会った男女の18年間を描く壮大なラブストーリーの中で、小松が大人の女性へと成長していくキャラクターを好演している。
1992年に発表された中島みゆきの代表曲のひとつである名曲「糸」からインスパイアされた本作は、「平成」の中で平成元年生まれの男女が出逢い、別れ、そして再びめぐり逢うまでを描いている。菅田演じる高橋漣と北海道で運命的に出逢う園田葵(小松)は、東京、沖縄、シンガポールを渡り歩きながら自らの人生を切り拓いていく。
映画化に向けて「流れゆく時間の中で、仕合わせとは何か。その瞬間をしっかりと感じて、私らしい園田葵を演じられたらいいなと思います」と小松はコメントしていた。劇中では20歳の漣と葵が幼なじみの結婚式で8年ぶりに再会する場面やシンガポールでの力強い姿など見事に演じ分けている。
シンガポールで葵がカツ丼を食べるシーンの撮影は、シンガポールの中心地から少し離れた実在する日本食屋で撮影が行われた。小松がまとった雰囲気から日本スタッフ、現地スタッフともに真剣な眼差しになり、メガホンを取った瀬々敬久監督からOKが出ると自然に拍手が巻き起こったという。
小松が物語の展開とともにに大人へと成長していく女性役で渾身の演技を見せている映画『糸』。公開後、Twitterには「改めて素敵な女優だと認識した」「心にしみた」「食べるシーンが印象的」などのコメントが寄せられている。(編集部・海江田宗)
映画『糸』は全国公開中