新作もヒット!『映画ドラえもん』恐竜モチーフの映画ふり返り
恐竜がテーマとなっている『映画ドラえもん のび太の新恐竜』が7日に公開され、公開2週目で早くも興行収入16億円のヒットを記録。本作を含め、『映画ドラえもん』40作品のなかで恐竜を取り上げてきた作品を紹介する。
劇場版の記念すべき第1作となった『映画ドラえもん のび太の恐竜』(1980)では、恐竜のピー助とのび太たちの絆が描かれた。恐竜の化石を拾ったのび太は、タイムふろしきでフタバスズキリュウのピー助を孵化(ふか)させることに成功。育っていくうちに大きくなっていったピー助を、本来生きるべき時代に帰してあげようとする。
リメイクとなる『映画ドラえもん のび太の恐竜2006』(2006)は、のび太やドラえもんなどの声優キャストが一新後、初の劇場版となった作品。名作として知られる『のび太の結婚前夜』『おばあちゃんの思い出』などを手掛けた渡辺歩監督が、ピー助とのび太の物語を紡いだ。なお、本作では、ピー助の声を、当時13歳の神木隆之介が担当した。
『映画ドラえもん のび太と竜の騎士』(1987)では、巨大な洞窟で行方不明になったスネ夫を探しに行ったドラえもんたちが、地底で生きる種族と恐竜と出会う物語。『のび太の恐竜』では、はるか昔の恐竜の住む時代へと向かったが、本作では、地底で生きる恐竜と、独自の文明を築く種族の不思議な世界観が描かれた。
最新作『映画ドラえもん のび太の新恐竜』は、『映画ドラえもん』史上最大のヒット作『映画ドラえもん のび太の宝島』の今井一暁監督と脚本の川村元気が再びタッグを組んだ作品。双子の恐竜キューとミューと出会ったのび太が、彼らの仲間の恐竜たちを探すために6,600万年前の白亜紀に向かうオリジナルストーリーが展開する。ゲスト声優として、木村拓哉、渡辺直美が参加している。(編集部・梅山富美子)