鈴木伸之&佐野勇斗、ポリス・コメディーで絆深める「理想のバディ」
9月17日にスタートする新ドラマ「俺たちはあぶなくない~クールにさぼる刑事たち」でダブル主演を務め、初共演を果たした鈴木伸之と佐野勇斗が撮影中に育まれたという絆について語った。
本作は、警視庁麻布中央署を舞台に、常にコスパを重視して昇任試験と署内政治に忙しい出世刑事・高野心(鈴木)と、愛されキャラを生かしつつ転職活動に勤しむ世渡り刑事・世中渡(佐野)の活躍をコミカルに描くポリス・コメディー。麻薬や半グレ集団など、都会にはびこる数多の犯罪と立ち向かう過酷な現場に身を置きながら、とにかく定時を超えて働かない、無理はしない、いかにしてコスパよくサボるかを目指す姿が描き出される。
今回、初共演となった鈴木のことを、親しみを込めて「伸くん」と呼んでいるという佐野。「伸くんは年が離れているにもかかわらずフラットに接してくれて、人柄がすばらしい。忙しいスケジュールの中でも笑顔を絶やさず、まわりのみんなを盛り立てつつ、気遣いも忘れないところがあって。だからみんなに愛されるんだなと感じましたし、勉強にもなりました」と絶賛の言葉を送る。
それには思わず「悪い気はしないですね」と笑う鈴木は「年齢は少しだけ離れているのですが、友だちのような、同志のような、いいバディができたんじゃないかなと思っています。バディ役が佐野くんでよかった」と笑顔で語る。佐野も「悪い気はしないです」と返すなど、息の合ったところを見せていた。
撮影現場では、佐野のことを「気遣いの人」だと感じていたという鈴木。「彼はまわりの人をすごくよく見ていて、撮影が押してピリピリしてきても、みんなを気遣って盛り上げて和ませてくれるんです。スタッフはもちろん、キャストも大事にしてくれるので、一緒にいてみんなも自然に笑顔になっていくんです」と述懐。対する佐野は「伸くんは意図せずにまわりを笑顔にしてくれる、太陽のように暖かくなってしまうような人なんです」とコメントした。
また、新時代のポリス・コメディーとあり、コスパを重視しながらライフスタイルを死守することで共闘する高野と世中について、鈴木は「二人は理想的なバディだったと思います。サボるというお互いの利害関係が一致していて、全力で脳をフル回転させながら会議に挑む姿は面白いものがありました。僕が演じる高野は直観力を持っていて、佐野くん演じる世中は行動力や推理力を持っているというキャラクターで、二人で一つという感じ。僕は今回、初めてのバディ役だったのですが、佐野くんは最高の相方で、ぜひ続編もやりたいです」とラブコールを送る。
続けて「まったく同感」という佐野も「バディを組むならこういう先輩と組みたいですから、今回みたいなバディが理想です。お互いが尊重し合っているのがいい。後輩が先輩を敬うのは当たり前ですが、先輩が後輩の実力を認めてくれていて、本当にいい関係だったなと思います」と晴れやかな顔を見せた。(取材・文:壬生智裕)
ドラマ特区「俺たちはあぶなくない ~クールにさぼる刑事たち」はMBSにて9月17日より毎週木曜24時59分~放送(テレビ神奈川、チバテレ、テレ玉、とちテレ、群馬テレビなどでも順次放送予定)
TELASA&J:COMオンデマンドで見放題独占配信が決定しているほか、TVerなどで見逃し配信予定